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どうなるマノー、スティーブンスは「残留」を主張

2015年11月4日

 ウィル・スティーブンスは2016年のF1シートについて、現在在籍しているマノー・マルシャと契約間近だと言う。

 チームは現在、代表のジョン・ブースやスポーティングディレクターのグレーム・ロードンといった主要メンバーの辞任が相次いで明らかになり、不安定な状態となっている。しかし、その裏では2016年のF1に残っている2席をめぐって何人ものドライバーと交渉が続けられている。スティーブンスの支援者は、いち早くマノーとの契約を完了し、このままチームにとどまる計画のようだ。

 スティーブンスは英国オートスポーツ誌に対して「すべては正しい方向に進んでいる。たくさんの人たちが僕の代理として動いてくれて、状況は日々良くなっている。現状と進み具合に満足している。もちろんドライバーとしては、こういうことはできるだけ早く終わらせてしまいたいから、もっと早い時期に来年の契約を済ませたと報告できたらよかったと思う。自分の将来がどうなるのか、来年がどうなるのか整理された状態でレースに臨みたいけれど、僕らがどんなに頑張ったところで、こういうことには時間がかかる。すべてが計画通りに進めば、来年もこのチームで仕事ができるという自信がある」と答えている。

 スティーブンスはコース上で実力を証明しており、金銭的な要素よりも自身のドライビングの価値がチームの意思決定に影響を与えると信じている。

「予選もうまくやってきた。チームメイトに負けたのは、たったの5回だ。ペースも常に良かった。僕が唯一やりたかったのは、自分に速さがあると証明すること。全セッションを見てもらえればわかるように、大部分でチームメイトを上回ったという事実が僕の速さを証明している。良い決断と戦略的な指示を出すという点は、これから学んでいくべきことだ。シーズンの始めと比べたら現在の僕は完成したパッケージになったと自信を感じている。来年さらに競争力を備えたパッケージとして、もう一度挑戦したい。チームはポイントをかけて戦っていて競争力もある。僕がF1で何ができるかを見せつけるために、また同じような1年を過ごせたらいいと考えている」

 マノー・マルシャは2016年にメルセデスのパワーユニットを搭載するため、メルセデスの育成ドライバーが送り込まれるのではないかという噂もあった。チーム内部の混乱と同時に、現在どのような変化が起きているのだろうか。





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