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クレア・ウイリアムズ、大英帝国勲章『オフィサー』を授かる

2016年6月11日

 2016年の英国女王誕生記念叙勲において、クレア・ウイリアムズに大英帝国勲章のうち第4位にあたる『オフィサー』(OBE)の称号が与えられた。彼女のF1での活動が認められたものだ。


 クレアは2002年にコミュニケーション担当としてチームに加わり、同部門の責任者を務めた後、コミュニケーションおよびマーケティング担当役員に就任した。父親であるサー・フランクが彼女に副チーム代表の役職を与えたのは、2013年3月のことだ。


 2013年はウイリアムズにとってコンストラクターズ選手権9位に沈んだ最悪のシーズンだったが、クレアはチームの再浮上において重要な役割を果たし、過去2シーズンはいずれも同選手権を3位で終えている。


「今日は私にとってたいへん誇らしい日であり、同時に少し驚かされた日でもあります」と、クレアは語った。「このような形で勲章をいただくことは、すばらしい栄誉ですが、これはウイリアムズ・チーム全員の功績が認められたものだと思います」


「心から愛する仕事に就けたという点で、私はとても幸運です。父親が興したチームで働けるというのは、誰でも恵まれるわけではない大きな特権であり、また当然のこととして引き受けた仕事でもありません」


「F1とウイリアムズは、大英帝国にとって偉大なサクセスストーリーです。私はこれからもこの立場を活用して、F1がいかにすばらしいスポーツであるか、この国の高いエンジニアリング能力のプラットフォームとしてF1がどれほど優れているか、そしてここでは女性の進出が歓迎されているということを、世界に示していく手助けができればと思っています」


 F1関係者では、これまでにジャッキー・スチュワート(その後、ナイト爵に叙された)、レッドブルのエイドリアン・ニューウェイ、クリスチャン・ホーナーらがOBEを叙勲している。



(Translation:Kenji Mizugaki)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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