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F1引退の考えは「浮かんだり消えたり」とハミルトン。来季加入のラッセルからも学ぶことがあると意欲
2021年10月4日
よく知られているように、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2023年までF1でレースを続ける。だが彼には4、5年前に引退する可能性が確かにあったのだ。
「その考えはよく浮かんでくる」とハミルトンは引退について『Sky Italia』に語った。「波のようなものなんだ」
「浮かんだり消えたりする。この4、5年、個人的な生活を犠牲にしてトレーニングをし、自分自身に負担をかけることを本当にしていたいのか分からなくなることが何度もあった」
「他にもやりたいことがあるからね。やってみたいと思うことが本当にたくさんある」
「でも一方で、この仕事ができる自分はとても幸運なのだと自分に言い聞かせている。かなり長い期間のうち、レースのキャリアはほんの短い時間でしかない。引退後の時間の方が多いんだ」
「バランスを見出すことが課題だ。今でもハングリーで若手のようにトレーニングしているかどうか。そうしているけれどね。そう自分に言い聞かせている。そして今も素晴らしい結果を出しているかということだ……」
ハミルトンは来年、若くて速いジョージ・ラッセル(現ウイリアムズ)を新チームメイトに迎えるが、それによって引退を考えることはなかった。実際、それは36歳のベテランであるハミルトンには反対の影響を与えた。
「正直なところ、僕はそのことを恐れていない。来年のことを見据えると、マシンのパフォーマンスの差は縮まるだろう。レースはさらに緊迫したものになるから、ドライビングスキルが非常に重要になり得る」
「それが僕がF1にいたい理由だ。なぜなら僕のスキルを示すチャンスになるからね」
「F1ではそう簡単にはいかない。時にはオーバーテイクのチャンスがあるけれど、チャンスは多くない。だから僕はとても楽しみにしているんだ」
「それに僕の心意気はチームが前進する助けになれるだろうと信じている。なぜなら僕はマシンに必要なことと、パフォーマンスをどう出す必要があるかということを分かっているからね」
「こうした点で重要な存在になること、またチームメイトになるラッセルの成長の一部を担うことができるよう望んでいる。彼はすでにとても速いが、きっと僕から学ぶことがあるだろう。僕はF1に一番長くいるからね」
「それに僕も彼から学ぶことができるだろう。僕は自分より若い人から学ぶことをためらわない。僕に恐れはない。ただ勝ちたいだけだ」
「年をとるにつれて、身体についてさらに取り組まなければならないし、もっとトレーニングをしなければならないと考えている。若い時は少なくてすむんだ」
(Grandprix.com)
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