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ハースF1代表、経験豊富なサードドライバー起用の可能性に言及。2022年型マシンの開発サポートが目的

2021年10月1日

 ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンによる来年のマシン開発を支援するために、経験豊富なドライバーを起用する可能性があると示唆した。


 シュタイナーは、今シーズンにルーキーをふたり採用したことで、チームにはマシン開発において信頼できる“リファレンス”がなくなったと考えている。そのためシュタイナーは、F1が新レギュレーションを導入する2022年にシューマッハーとマゼピンの手助けとなるサードドライバーを頼るというアイデアを考え出した。しかしシーズン中のテストが行われないなかで、経験豊富なドライバーが専門知識を持ってどのように貢献できるかは不明だ。


「まさにそういうことで、我々にはリファレンスがない。参考にできることが欠けている」とロシアでシュタイナーは語った。


「そして参考になるのは経験のあるドライバーだ」


「正確にどのようにするかは分からないが、こうしたことを行う方法は色々ある。我々はこのことについて少し話をしてはいるが、まだ何もしていない」


「しかし、彼らがどのようにやっていくのかを見たいと思う。それにデータから、彼らがどのくらい改善したかといったことを多く見ることができる。膨大な情報を得ることができるのだ」


「時期がくれば、解決策や我々がそうする必要があるかということが分かるだろう。必要性があるかどうかについては確信がない」

ミック・シューマッハー&ニキータ・マゼピン(ハース)
2022年シーズンもハースF1で戦うことが決まったミック・シューマッハー&ニキータ・マゼピン


 ハースにとって実行可能な選択肢のひとつとしては、いずれかの金曜日のフリー走行でサードドライバーにマシンを託すというやり方がある。しかしそのような計画は間違いなくシューマッハーやマゼピンの走行時間を奪うことになり、若いふたりの経験を後押しするという趣旨におそらくはそぐわないだろう。


「参考にするためのドライバーを起用するのは常に難しいことだ。そうするとテストやその他あらゆる機会で彼ら(シューマッハーとマゼピン)をマシンに乗せることができなくなる」とシュタイナーはコメントした。


「そして私はある段階でそうしなければいけないと思っている」


「私はこのことについてチーム内でエンジニアたちと話し合った。チームにとって何がベストなことかということをだ。だが我々はまだ決断を下していない。こうした多くのアイデアが浮かんでいる。しかしまだ決断には至っていない」


 シュタイナーは、ハースの完全に新しい2022年型マシンが外部の意見を必要とする場合のみ、サードドライバーを乗せることに頼ることになるだろうと考えている。


「そうする必要がなければいいと思う。なぜなら情報のためだけに誰かを乗せるというのもよくないことだからだ。それに(レースドライバーの)走行時間も減ってしまう」


「決断を下すのが非常に難しいことだ。我々の(来年の)マシンが、彼らが可能な限りすべてを引き出せるほどに安定したものになることを期待している」


「マシンが良ければ良いほど、彼らにとって開発するのがさらに容易になる。安定したマシンはより速い。なぜなら自信を与えるからだ」


 2022年のサードドライバーの運命については、FIAがすべてのF1チームに2022年シーズン中の2回のフリー走行でルーキーを起用することを義務付けたことから、ハースはF1のこのルール変更についても来シーズンに考慮する必要があるだろう。

ニキータ・マゼピン(ハース)
2021年F1第15戦ロシアGP ニキータ・マゼピン(ハース)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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