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ハミルトン、F1バーレーンGPで接触したフェルスタッペンを訪問。両者は握手で和解

2018年4月13日

 F1中国GPの木曜日にルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンを訪ねたことで、ふたりはバーレーンGPのコース上で起きたいさかいを乗り越え、前へ進むことになった。


 バーレーンGPの2周目、フェルスタッペンがハミルトンに強引なオーバーテイクをしかけて迫ったことから、ふたりは互いを非難していた。フェルスタッペンはこのオーバーテイクの結果、リタイヤを喫している。


 ハミルトンがフェルスタッペンの戦略を“未熟”だと決めつけた一方で、今日になってフェルスタッペンは、自分のような年若いドライバーは彼の格好の標的なのだと応戦した。


 ふたりは対立したが、ハミルトンは中国で自分からフェルスタッペンを訪ね、敵である彼に握手を求めることにした。


「僕の方が年上のドライバーだから、僕から彼のところへ行くのが大切なことだと感じていたんだ」とハミルトンは語った。


「彼と握手をして、『前回のレースは残念だった』と話した。彼のせいか僕のせいかに関わらず、これは過去のことだ。敬意を表したことで気持ちが示され、ページをめくって前に進めるよう願っている」


 レース直後にフェルスタッペンを“ばか”と見下す発言をしたことについて、ハミルトンは「つい感情的になって反応してしまった」と説明している。


「感覚が鋭敏になり、感情がひどく高まって激昂していたんだ。まだアドレナリンが出ていて興奮しているところを想像してほしい。そんなところへマイクを顔に突きつけられたら……」


「今のように落ち着いてうまく答えることは、おそらくできないだろう。でも人はその瞬間を見て批判する。気分のいいものではないね」


「スポーツでは感情的な場面があるのはいいことだ。それこそスポーツというものだ。ホッケーの試合では乱闘があっても気にしない。なんでもないことだよ。NASCARのレースでも喧嘩になることがある。どういうわけか、(F1では)違う反応が起きるんだ」


「F1で殴り合いなんかしたらキャリアは終わりだよ。どうしてだろうね」


 レースウィークを見据えるハミルトンは、メルセデスとフェラーリが今回も接戦を繰り広げるだろうと予測しており、上海のストレートではフェラーリのマシンにアドバンテージがあると強調した。


「フェラーリを打ち負かすのは難しいことになるだろう」と2017年の世界チャンピオンであるハミルトンは語った。


「これまでの数戦で、ストレートでのスピードは彼らの方が速かった。それにここには最長のストレート区間がある。だから彼らは猛烈な速さを出すだろうし、彼らに勝つのは難しいだろうと考えている」


「彼らはストレートでは僕たちより速いし、コーナーでは同じくらいの速さを出せる。彼らのエンジンプログラムは今シーズン本当に大きく進歩している」


「信頼性の面で彼らがどうなのかを見るのは興味深い。ルノーと僕たちについてもね。僕たちにとって相性が良いコースだけど、接戦になると思うよ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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