F速

  • 会員登録
  • ログイン

トロロッソ・ホンダ甘口コラム バーレーン&中国GP編:「残念な結果」を見つめなおし、雪辱を果たしてほしい

2018年4月23日

 トロロッソ・ホンダの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のトロロッソ・ホンダのコース内外の活躍を批評します。今回は第2戦バーレーンGPと第3戦中国GPを、ふたつの視点でジャッジ。

--------------------------

 予選でピエール・ガスリーがQ1敗退。レースでは2台そろってスタートでポジションを落としてしまう。さらにその後もペースは上がらず、1回目のピットストップを終えた21周目の段階での順位はブレンドン・ハートレーが19番手、ガスリーは20番手と最後尾を走行していた。挙句に2台が接触。

 中国GPのトロロッソ・ホンダに良いところはまったくなく、1台が15位で完走し、もう1台はガレージでレースを終えるという結果は、奇しくも開幕戦と同様の成績だった。

 しかし、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは「メルボルンの後とは、状況はちょっと違う」という。

「というのも、われわれにはバーレーンGPでのパフォーマンスがあります。あれはなんだったのか? なぜ良かったのか? もちろん、メルボルンでもわれわれはペースが上がらなかったので、上海だけでなくメルボルンの走りももう一度しっかりと分析し、どうしたら、バーレーンのようなパフォーマンスを取り戻すことができるように努めたい」

 中国GPだけを見たら、「非常に残念な結果」なのだが、これから18戦を戦ううえで大切なことは、1戦1戦を点で見るのではなく、線で見つめることである。

 そこで気になるのは、ガスリーのパフォーマンスの波だ。

 ハートレーの予選はオーストラリアGPが16位、バーレーンGPが11位、中国GPが15位といい意味でも悪い意味でも安定しているのだが、ガスリーはオーストラリアGPが20位、バーレーンGPが6位、中国GPが17位と変動が激しい。この差はいったいなんなのか?

 考えられる要因のひとつが、コース経験の違いだ。2年前にGP2(現在のF2)に参戦し、昨年は主に日本でスーパーフォーミュラを戦っていたガスリーにとって、オーストラリアと中国は初めてのコースだった。これがセットアップを煮詰めていくうえで、迷いや誤解を生む結果となったのではないか。

 オーストラリアGPも中国GPも、経験という観点からいえば、ガスリーにとっては貴重な体験であり、多くのことを学んだ一戦となったはず。

 次のアゼルバイジャンGPは、ガスリーにとって2016年に走った経験があり、レース2で2位に入ったこともある相性のいいサーキット。雪辱を果たしてもらいたい。

(Masahiro Owari)


レース

3/14(金) フリー走行1回目 10:30〜11:30
フリー走行2回目 14:00〜15:00
3/15(土) フリー走行3回目 10:30〜11:30
予選 14:00〜
3/16(日) 決勝 13:00〜


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/16
第2戦中国GP 3/23
第3戦日本GP 4/6
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
  • 最新刊
  • F速

    2024 総集編