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ホンダF1田辺TDレース後会見:王者メルセデスを寄せ付けず完勝「非常に力強い展開で、素晴らしい優勝だった」

2021年6月28日

 2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のポール・トゥ・ウインでレッドブル・ホンダが4連勝を挙げ、ドライバー、コンストラクターズ両選手権でのリードをさらに広げた。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は4位、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)もミスのない週末を過ごし、2戦ぶりのポイント獲得となる10位入賞を果たした。


 一方で予選6番手と相変わらず速さを見せていたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は、スタート直後の接触事故でリタイア。「4台完走、4台入賞」の目標は、今回も達成できなかった。


 それでも激戦の末の勝利だった前戦フランスGPから一転、メルセデスを寄せ付けず完勝したことには、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターも「素晴らしい優勝だった」と手放しで称賛。「勝ち続けることへのプレッシャーは高まっているし、これからもどんどん高くなってほしい」としながらも、「あくまでプレッシャーで死なない程度に」とジョークで応じていた。


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──モナコから4連勝を果たしました。


田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):予選でもルイス・ハミルトン(メルセデス)にコンマ2秒近い差をつけてポールポジションを獲得し、決勝レースもそのまま独走という形でした。予選からレースと非常に力強い展開で、素晴らしい優勝だったと思います。


 ほかの3台も予選まではいいパフォーマンスを見せていました。しかしレースでは6番グリッドの(ピエール・)ガスリーが残念ながら早々にリタイアを喫し、4台完走、4台入賞とはなりませんでした。


──セルジオ・ペレスも表彰台まであと一歩でした。


田辺TD:ピット作業でタイムロスがあり4番手に後退しました。それが最後まで響きましたね。今のF1は前のクルマにうまく近づけません。コンマ5秒差まで(バルテリ・ボッタス/メルセデスを)追い上げましたが、追い抜くことはできませんでした。


 角田(裕毅)は3グリッド降格ペナルティが響きました。11番グリッドからのスタートになり、ミディアムタイヤスタートの周囲のクルマを相手に苦戦を強いられました。それでもガスリーのリタイア後は1台で戦い続け、ポイントを獲得できました。


──今週末も同じレッドブルリンクでの2連戦です。


田辺TD:どのチームも初戦で得たデータを分析して2戦目に備えると思います。タイヤコンパウンドが1段階柔らかくなりますし、コンディションも大きく変わるかもしれません。車体、パワーユニットのセットアップの見直しなど、万全を期したいと思います。

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)のバトル
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)のバトル

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■フェルスタッペンのリヤブレーキ不具合はセンサー異常

──レッドブル・ホンダとしてはこの勝利が通算10勝目になります。ホンダとしてこの2年半でどんな進化を遂げたことが、この10勝目につながったと考えていますか?


田辺TD:パワーユニットの進化は言うまでもないことです。年間3基という制限のなかで最高の性能を発揮するには、高いレベルの信頼性を確立しなければなりません。性能と信頼性、両方で進化を遂げたことがホンダ側の一番の要因です。


 ここまで多くのことを学び、いろいろなトライをして開発を重ねてきました。と同時に、レース現場とさくら、ミルトンキーンズの両オペレーションセンターでは、最適な使い方、マネジメントを模索してきました。それらが噛み合っての結果だったと思います。


──レース中、マックス・フェルスタッペンは何度かリヤブレーキの不具合を訴えていました。


田辺TD:車体側のセンサー異常で、パフォーマンスには大きく影響しなかったようです。パワーユニット側には、まったく影響はありませんでした。


──前戦フランスGPでは非常に緊迫した展開で、レース後には「勝てば勝つほどプレッシャーがかかる」と言っていました。独走で勝利した今回のシュタイアーマルクGPは、それに比べれば気持ち的に余裕が出てきたのではないでしょうか?


田辺TD:直線ではなく、曲線的にプレッシャーは高まっています。


──さらにプレッシャーが高まっていると?


田辺TD:そうです。その繰り返しです。そのプレッシャーが、これからもどんどん高くなっていけばと思っています。あくまでプレッシャーで死なない程度に、ですが(笑)。

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP レッドブル・ホンダの記念撮影
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP レッドブル・ホンダの記念撮影

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)と話す角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)と話す角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ヘルムート・マルコと握手するピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ヘルムート・マルコと握手するピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)



(取材・まとめ 柴田久仁夫)




レース

7/1(金) フリー走行1回目 21:00〜22:00
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/2(土) フリー走行3回目 20:00〜21:00
予選 23:00〜
7/3(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン175
2位セルジオ・ペレス129
3位シャルル・ルクレール126
4位ジョージ・ラッセル111
5位カルロス・サインツ102
6位ルイス・ハミルトン77
7位ランド・ノリス50
8位バルテリ・ボッタス46
9位エステバン・オコン39
10位フェルナンド・アロンソ18

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング304
2位スクーデリア・フェラーリ228
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム188
4位マクラーレンF1チーム65
5位BWTアルピーヌF1チーム57
6位アルファロメオF1チーム・オーレン51
7位スクーデリア・アルファタウリ27
8位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム16
9位ハースF1チーム15
10位ウイリアムズ・レーシング3

レースカレンダー

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