ハミルトン3位「予選がよければ、違う結果になっていたはず」クラッシュのラッセルは傷心:メルセデス/F1第16戦
2023年9月18日
2023年F1シンガポールGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3位、ジョージ・ラッセルはリタイア(16位完走扱い)という結果だった。
2番グリッドのラッセルはスタート直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)に抜かれ、ファーストスティントは3番手を走行。セカンドスティント序盤に、タイヤ交換前のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抜いて、2番手に上がった。トップのカルロス・サインツ(フェラーリ)のすぐ後ろを走り続けた後、レース終盤、バーチャル・セーフティカーが導入された際に、新たなチャンスを探るため、タイヤ交換を行った。ランド・ノリス(マクラーレン)の直後3番手に上がったラッセルは、ペースは勝るものの抜くことができないまま、残り1周というところで、ウォールに接触し、バリアにヒット。その場でレースを終えることになった。
5番グリッドのハミルトンは、スタート直後、ノリスをかわし、ラッセルに並びかけたところでコースオフ、3番手でコースに復帰したが、ペナルティを避けるために、ラッセルとノリスの後ろに戻った。ルクレールの後退で4番手に上がり、終盤、ラッセルとともに2度目のタイヤ交換を行い、ラッセルのすぐ後ろでチャンスをうかがった。チームメイトがコースオフしたことで、ハミルトンはファイナルラップでノリスのすぐ後ろまで迫ったが、チャレンジする時間はなかった。
ハミルトンはファステストラップも記録して16ポイントを獲得、ドライバーズランキングでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抜いて3位に上がった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(62周/62周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
今週末は、一か八かの勝負をして、他チームとは異なるタイヤ戦略を採った。今日のレースは2回ストップが良いと感じていた。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、上位に復帰することができた。
スタート後の1コーナーの件で、ポジションをふたつ返さなければならなかったのは残念だ。でもその後も懸命にプッシュし続けた。
今週末を通して、このマシンを100パーセント快適に感じることができなかった。それでも今日は幾分良くなった。昨日同じ感触を持てていたら、フロントロウをかけて戦うことができたと思う。それができていたら、今日のレースは全く違っていたよね。そうはいっても、表彰台に乗ることができてうれしいよ。
ジョージはものすごく不運だった。前のドライバーたちをつかまえようとして、僕たちは必死にプッシュしていた。そのためにタイヤがとても熱くなってしまった。彼は週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せていた。この経験から必ず立ち直ることができるはずだ。
次の日本を楽しみにしている。何ができるか見てみよう。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=リタイア=16位完走扱い(61周/62周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
言葉を失っている。今日は優勝まであと半車身のところまで来ていたと思う。ランドを抜くことができれば、カルロスをオーバーテイクできたはずなんだ。でも残念ながら僕はそのチャンスを逃した。最終ラップ、1センチか2センチのミスをして、ウォールに接触してしまった。僕の週末全体に影を落とすようなミスだ。
あのミスまでは、最高のレースウイークエンドを送っていた。マシンの感触は素晴らしく、チームは信じられないような仕事をしてくれていた。戦略も最高で、僕たちは大胆でアグレッシブに戦っていた。エキサイティングなレースだったのに、今ノーポイントでここにいるなんて、心が痛む。
それでもポジティブな要素はあった。今夜も明日朝も、辛い気持ちで過ごすことになりそうだけど、すぐに気持ちを切り替えて、来週末の日本GPではより強くなって戻って来るよ。
(autosport web)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |