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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:F1新規参入に高い壁。約210億円の前払い制を導入か

2020.09.23

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 F1第9戦トスカーナGPでのレースウイーク中に、マクラーレンF1のCEOザック・ブラウンとメルセデスF1代表のトト・ウォルフがとある情報を明かした。今後F1に新規参入するチームはフォーミュラワン・マネジメント(FOM)に対して2億ドル(約210億2800万円)を前払いしなければならず、その金は既存チーム間で分配される、というものだ。

 新しいF1チームをつくろうとしている数多くのプロジェクトにとって、これはまるで隕石のように降ってきた話だと思えるかもしれない。F1参入に向けて最も計画が進んでいたチームのひとつがパンテーラ・チーム・アジアだ。

 すでに多数のエンジニアが参加して、2022年の技術規則に適合するマシンの開発を行っていたが、現在はすべて中断している。ミシェル・オーツと共同でプロジェクトを立ち上げたベンジャミン・デュランは、「ある意味では想定していた話でもあるが、明らかに悪い知らせだ」と語り、さらに以下のように続けた。

「これで計画を進めることがより困難になる。今はあらゆる選択肢が考えられる。当然のことだが、(チームを買収する手段をとった場合)価値が2億ドル未満と評価されるチームなどはないだろう。聞いた話では、施設などがすべてそろった状態のウイリアムズが2億ドル未満で売却されたそうだが」

 他に売却の可能性があった唯一のチームはハースだが、ジーン・ハースがFOMとの間で2025年まで契約を更新したため、F1参入への扉はパンテーラにとっても他のプロジェクトにとっても表面的にはほぼ閉ざされたように見える。


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