F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ストロールの開幕戦欠場に備えてベッテル起用の誘惑に駆られたアストンマーティンF1代表。引退の決断を尊重し依頼はせず

2023年3月29日

 アストンマーティンF1のチーム代表であるマイク・クラックは、ランス・ストロールがシーズン前に自転車事故を起こした際に、開幕戦バーレーンGPでセバスチャン・ベッテルにストロールの代役を依頼しようと「100%の誘惑に駆られた」と述べている。


 ストロールは手首を負傷したことでテストを欠場し、開幕戦バーレーンGP出場も危ぶまれていた。チームは最終的にはストロールの回復プロセスを信じることにしたが、万が一に備えてリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチを待機させた。


 しかし、まだ状況が流動的だった頃、クラックはベッテルに戦線復帰を依頼する誘惑に駆られており、引退したベッテルと何度か電話を交わして相談することさえしたという。


「確かに、私は100%誘惑に駆られていた」とクラックは『F1 Nation』のポッドキャストで語った。


「しかし我々がそうしなかったのは、セバスチャンと彼の下した(引退の)決断に大きな敬意を抱いているからだ。彼に頼むのは正しいことではなかったと思う」


「彼の状況を尊重したかったし、彼を困難な立場に置きたくなかった」

2022年F1第22戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の引退セレモニー
2022年F1第22戦アブダビGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の引退セレモニー


 ベッテルはF1を去ることを決めると、チームに引退の計画を明らかにしていた。4度の世界チャンピオンであるベッテルは、1回限りで驚きの復帰を果たすこともできたかもしれないが、それは彼の望むことではなかったのは確かだ。しかしベッテルはアストンマーティンと連絡を取り合っており、遠くからその目覚ましい活躍を見守ってきた。


「我々は連絡を取り合っている。もちろん今年になってからもだ。バーレーンでの我々の初表彰台についても、セバスチャンは非常に紳士的に祝福してくれた」とクラックは明かした。


「我々は彼に、『これは君の功績でもある。君はこれまでの2年間で我々を一段上に導いてくれたのだからね』と伝えた」


「彼はたくさんの分野で我々を高めてくれ、我々は多くのことを学んで前進した。だから今のポジションは、間違いなく彼のおかげでもある」


「でも彼は(引退の決断に)満足している。彼は後悔しなかった。決断を下す時に、とても慎重に行ったからだ。彼とチーム、そして私の間の敬意は、彼が我々を祝福してくれたこの素晴らしい瞬間によって示されていると思う」


「本当に喜ばしいことだったので、私はチーム全員にこのことを伝えた」

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2022年F1第16戦イタリアGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号