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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:2022年からはF1新人ドライバーがFP1で走行のチャンス

2021.09.29

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 F1の各チームとも、2022年の開幕戦以降、2度のFP1においてまったくの新人ドライバーを走らせなければいけないとする競技規則の変更を受け入れる用意ができた模様だ。来年、FIA-F2からF1昇格が見込まれるルーキーはせいぜいひとりしかいない。中国の周冠宇が、アルファロメオF1で2022年にアントニオ・ジョビナッツィの後任に予定されているくらいだ。F2チャンピオンの本命であるオスカー・ピアストリは、グランプリレースでシートの空きがないことから休暇とすることを検討している。このためどのチームも、来年の開幕戦からはたとえタイトル争いの最中であったとしても2度のFP1については犠牲にすることを受け入れたのだろう。

 フェルナンド・アロンソが若手ドライバーテストにルーキーとしての参加を認められたような状況を生じさせないため、新競技規則では過去にF1での実戦経験を持たないドライバーだけがこれらのFP1に参加できることになる。ただし、各チームはどのグランプリで若手を起用するのか自由に選べる。

 ほとんどのチームは、ひとりのルーキーを2度のFP1で起用すると見られる。ピアストリはアルピーヌから2回走行し、ロバート・シュワルツマンもフェラーリで同じ役割を担う可能性が高い。メルセデスが、F1での走行距離を稼ぐ機会をニック・デ・フリースに与えると見られる一方、レッドブルは2022年のFIA-F2参加が想定される育成ドライバー、すなわちリアム・ローソン、ユアン・ダルバラ、岩佐歩夢、ノルウェー人ドライバーのデニス・ハウガーといった顔ぶれから、来年の2度の機会にひとりずつ充てることができる。


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