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アルファロメオF1が今季最高位8位「ライコネンの好判断で難コンディションを味方につけることができた」

2021年9月30日

 アルファロメオ・ザウバーのトラックサイドエンジニアリング責任者を務めるセビ・プホラルは、F1第15戦ロシアGPの重要な局面でキミ・ライコネンが適切な判断を下したおかげでポイントを獲得することができたと考えている。ベテランのライコネンは彼とチームにとって今季ベストリザルトの8位に入った。


 今年ここまで大半のグランプリでライコネンは予選Q1で敗退しており、ロシアGPも16番手にとどまり、Q2には進めなかった。だが、彼より予選上位だったバルテリ・ボッタス(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がパワーユニット(PU)交換のペナルティによってグリッドを降格された結果、ライコネンはポジションを3つ上げて13番グリッドからスタートすることになった。


 好スタートを決めたライコネンは1周目に10番手に上がり、第1スティントの間はエステバン・オコン(アルピーヌ)のすぐ後ろを走行した。15周目にふたりは同時にピットイン、ライコネンは第2スティントもオコンの後ろで走ることになった。さらに第1スティントを長めにとった何台かにオーバーカットされ、レース終盤は13番手をオコンとボッタスの間で走り続けた。

2021年F1第15戦ロシアGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第15戦ロシアGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)

「これ以上できることはなかった」とライコネンは語った。
「良いスタートを切っていくつかポジションを上げ、その後はレースの大半でアルピーヌを追いかけていた。マシンの挙動はレース中ほぼずっと良かったけれど、ポジションを上げていけるだけの速さはなかった。それでずっと彼の後ろを走り続けたんだ」


「本来はもっとスピードがあったはずだと思うけど、ストレートに差しかかるとオーバーテイクのチャンスはなかった。彼をとらえることができず、追い抜くスピードがなかったんだ」


「後方から何台か僕たちより速いマシンが近づいてきていたから苦労したよ。でも幸運にも終盤に正しい判断を下すことができた」

■「雨が降り始めた際のタイヤの判断はドライバーに委ねるしかない」とプホラル

 レース残り数周の時点で雨が降り始めた時、ライコネンはジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)やボッタスと同じ47周目の終わりにピットに入り、アウトラップでラッセルを抜いた。多数のドライバーたちはそれより後にピットインし、さらに雨でコースオフしたドライバーもいたことで、ライコネンは大きく順位を上げた。ボッタスには先行されたライコネンだが、53周のレースの52周目には7番手に浮上。最終ラップでは、タイヤ交換のタイミングが大幅に遅れて首位を失い激しく追い上げるランド・ノリス(マクラーレン)に抜かれ、ライコネンはあとコーナー5つというところで8位に落ちた。


 しかし8位でもアルファロメオにとっては重要な結果だった。ライコネンが他のほとんどのドライバーよりも早くピットに入る決断をしたことが功を奏したと、プホラルは指摘した。

2021年F1第15戦ロシアGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第15戦ロシアGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)

「レース終了近くになって雨が降り、すべてのことがあっという間に変わった」とプホラルは言う。ドライバーが下す判断に基づいて準備をする必要があると分かっていた。実際にコース上を走っているのはドライバーたちであり、ピットウォールにいる我々がコンディションを把握するのは非常に難しかったからだ」


「そのため、我々はドライバーたちに『状況がひどすぎるようなら教えてくれ、ピットストップが必要になる』と伝えるわけだが、この時のキミの判断が素晴らしかった。おかげで順位を上げることができたのだ」


 チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィは不運にも5周目から無線が機能しておらず、自分ひとりで行動するほかなかった。チームには彼をピットに呼び戻すすべはなく、彼がピットインしてきたのは50周目になってからだった。


 雨が近づいてくる場合と、逆に路面が乾きつつある場合には、決断を下すプロセスが異なると、プホラルは言う。

トラックサイドエンジニアリング責任者セビ・プホラルとキミ・ライコネン(アルファロメオ)
トラックサイドエンジニアリング責任者セビ・プホラルとキミ・ライコネン(アルファロメオ)

「コースが濡れつつある状態では、通常よりもドライバーの判断に頼る必要がある」とプホラル。


「予報も重要だが、もしドライバーが『マシンをコース上にとどめておくことができない』と言ってきたら、対応する必要がある」


「簡単な決断ではなかった。レース終了まであと数周だったし、コースの片側でだけ雨が降っていた。4秒か5秒を失いながら、そのまま(スリックタイヤで)走り続けることができるかもしれないし、インターミディエイトに換えた場合にコースの乾いている側でタイヤを傷めてしまうかもしれない」


「路面が乾き始めてきた場合に、いつスリックに換えるのかを判断するのは、主にチームの仕事だ。チームは他の19台がタイヤをどうするのかを見ていくことができ、正しい決断をするために必要な情報をすべて持っているからだ。ドライバーが持っているのは、彼ら自身の感覚と、すぐ前やすぐ後ろにいるマシンについての視覚的な情報だ」


「要約すると、路面が乾き始めたときにはチームが判断し、濡れ始めてきたときには主にドライバーが判断する。特にキミのような経験豊富なドライバーがいる場合は、彼の判断に頼ることになる」



(Grandprix.com)




レース

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4位マクラーレンF1チーム258
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8位ウイリアムズ・レーシング23
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