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【F1ドライバー独自採点/2023年総集編】全22人をランク付け。角田裕毅がトップ10入りの高評価

2023年12月30日

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、毎戦全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価してきた。今回は、2023年シーズンの総合評価として、22戦で与えたポイントをドライバー別に集計し、合計点順に並べてランク付けした。


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 2023年F1の22戦にわたり、全F1ドライバーの評価を行ってきた。シーズン通しての評価をまとめる最も公平な方法は、各ドライバーごとに全戦の評価を合計することだと考えた。その上で、誰が2位に来るのかを知るのは、興味深い仕事だった。なぜ2位かというと、1位がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)であることに疑いの余地がなかったからだ。

■1位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 マックス・フェルスタッペン(201ポイント)は、シーズンを通して別格だった。22戦中、10点満点を8回取り、最低点も7ポイントだった(シンガポール)。並外れたドライバーによる並外れたシーズンだったといえよう。

2023年F1第18戦カタールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズタイトルを獲得
2023年F1第18戦カタールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がドライバーズタイトルを獲得

■2位 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 2位と3位は非常に僅差だった。ルイス・ハミルトン(175ポイント)は、満点はメキシコの1回だったが、最低点はカタールでの5点で、シーズン通して非常に安定したパフォーマンスを見せたことで、2位に入った。

2023年F1第20戦メキシコシティGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位
2023年F1第20戦メキシコシティGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位

■3位 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 シャルル・ルクレール(174ポイント)は、シーズン終盤に素晴らしいパフォーマンスを見せた。バクーを含む3戦で満点を獲得、イタリアGP以降、8点を下回る評価はなかった。しかしスペインとオランダで4点にとどまり、オーストラリアとマイアミでは5点といった、一貫性のなさにより、シーズン全体では3位という結果になった。

2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3位表彰台を獲得
2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3位表彰台を獲得

■4位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 フェルナンド・アロンソ(171ポイント)は最初の8戦に関しては、フェルスタッペンに対抗できる唯一の存在だった。カナダ以降、彼の挑戦に陰りが見え、シーズン終盤の評価が落ち込みがちだった。例外としては、ブラジルでの満点で、前半戦のオーストラリア、マイアミ、モナコとともに4回にわたり10点を獲得。しかし後半戦のシンガポールとメキシコでは5点にとどまったため、シーズン総合では4位に終わった。

2023年F1第21戦サンパウロGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が3位

■5位 ランド・ノリス(マクラーレン)

 シーズン後半のセンセーションのひとつはランド・ノリス(168ポイント)だった。その素晴らしい走りで、シルバーストン、鈴鹿、インテルラゴスで満点10点を獲得。一方で、ジェッダとラスベガスでは4点に終わった。予選よりもレースペースでのパフォーマンスが素晴らしく、今後の注目すべきドライバーであることを証明した。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2023年F1第11戦イギリスGP 2位に入賞したランド・ノリス(マクラーレン)

■6位 カルロス・サインツ(フェラーリ)

 シンガポールで優勝したカルロス・サインツ(161ポイント)は、マリーナベイに加えてモンツァでも満点で、最低点は最終戦の4点だった。ルクレールよりもパフォーマンスに一貫性があったものの、チームメイトほどパフォーマンスのピークが高くなかったことで、この位置となった。

2023年F1第16戦シンガポールGP カルロス・サインツ(フェラーリ)が優勝
2023年F1第16戦シンガポールGP カルロス・サインツ(フェラーリ)が優勝

■7位 ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 シーズン終盤は、予選で強さを発揮したことで、ハミルトンとほぼ同等の評価だったジョージ・ラッセル(156ポイント)だが、全体的にレースペースではチームメイトに明らかにおよばず、それが全体の評価に影響した。サウジアラビアとオーストラリアで満点をマークした後は、高得点を得ることができず、5点が3回続いたことで、上位に食い込むことができなかった。

2023年F1第3戦オーストラリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2023年F1第3戦オーストラリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■8位 アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

 アレクサンダー・アルボン(153ポイント)がトップ10に入っていることに驚きはない。彼は2023年シーズンのスターのひとりだったからだ。彼にはチームメイトからの挑戦が全くなかったのは確かだが、多くの場面でマシンの力を上回るような結果を出し、カナダとイギリスで満点、低得点は驚くほど少なく、最低点はサウジアラビアでの5点だった。

2023年F1第9戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
2023年F1第9戦カナダGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

■9位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

■10位 角田裕毅(アルファタウリ)

■11位 エステバン・オコン(アルピーヌ)

■11位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

■13位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)

■14位 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

■15位 セルジオ・ペレス(レッドブル)

■16位 周冠宇(アルファロメオ)

■17位 ケビン・マグヌッセン(ハース)

■18位 ローガン・サージェント(ウイリアムズ)

■19位 ランス・ストロール(アストンマーティン)

【番外:フル参戦しなかったドライバー】

■ダニエル・リカルド(アルファタウリ)

■ニック・デ・フリース(アルファタウリ)

■リアム・ローソン(アルファタウリ)



(Luis Vasconcelos)




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

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