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「シーズン初スプリントを市街地コースで行うのはおかしい」レッドブルF1代表、バクーでのクラッシュのリスクを懸念

2023年4月17日

 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、今年初めてスプリントフォーマットが取り入れられる次戦のアゼルバイジャンGPに懸念を示している。今年は23戦中6戦がスプリントフォーマットで開催される。その最初のグランプリがアゼルバイジャンということになるのだが、タイトで曲がりくねった市街地コースを会場とするグランプリをスプリント方式で行うと、大きな事故が起きる可能性が高まるとホーナーは考え、これは誤った判断だったと示唆している。


「現実として、アゼルバイジャンのような市街地コースで最初のスプリントレースを行うのはまったくおかしなことだ」とホーナーはオーストラリアGPの週末、メディアに対して語った。


 各チームは、マシンのスペアパーツの製造とともに、大規模なアップグレードパッケージの準備に取り組んでいる。予算制限下で戦うなかで、事故でパーツを破損させる余裕はほとんどないと、ホーナーは説明した。


「コスト制限がある。マシンを壊すことになりかねないが、そうなればここで多額のコストがかかる」とホーナーは不満を漏らした。「しかしこれは我々にとって挑戦の一部であり、課題の一部でもある」


「アゼルバイジャンでのスプリントレースは、警戒すべきものであることは確かだ」と言うホーナーだが、ファンにとってはエキサイティングな週末になるだろうと認めた。


「バクーではレースは1回で十分だ。レースが2回あると、なんらかのアクションが起きる可能性が十分にある。ただ、ショーの観点、ファンの観点からすれば、今年最もエキサイティングなスプリントレースのひとつになるかもしれない」

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP FP3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がクラッシュ
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP FP3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がクラッシュ


 多数のチーム代表が、バクーでのグランプリをスプリント方式で行うことのリスクは高いと認めているが、そのチャレンジを受け入れてもいる。


 マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは「バクーは非常にエキサイティングなレースと、高額の修理費用を生み出すだろう」とオーストラリアGPでのFIA金曜記者会見で指摘した。


 アストンマーティンF1チーム代表のマイク・クラックは「確かにある種の緊張感がある。だがそれは誰にとっても同じだ。できる限りマシンを無事に保つように努めていく」と述べた。


 アルピーヌF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは「バクーはいつも面白いレースを生み出しているようだ」と言う。「そしてさらなる危険もある。ストリートレースでウォールが非常に近いところにあるからだ」


 ハース代表ギュンター・シュタイナーは、どのチームも、アゼルバイジャンをスプリント方式で行うことを前提に準備を行ってきているはずだと語った。


「我々はスプリントレースについては十分に分かっていると思う。どのように準備すればいいかは分かっている。こうしたレースは予算に厳しいということを承知で、誰もが少しの余裕を持たせていると思う」


「バクーではいつも予想外の出来事が起きる。我々は予想外のことには巻き込まれずに、無事にポイントを獲得して戻ってこられることを願っている」

2018年F1第4戦アゼルバイジャンGP ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がクラッシュ

2019年F1アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選Q2でクラッシュ
2019年F1アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選Q2でクラッシュ


 アゼルバイジャンの週末では、昨年とは異なるフォーマットが採用される可能性がある。前回のF1コミッションでは、F1のCEOのステファノ・ドメニカリが、金曜日のFP1の後に行う予選の結果を、土曜スプリントではなく、日曜決勝のグリッドに採用するという提案を行った。


 スプリントフォーマットでは土曜日の午前中に実施しているFP2は重要度が低いことが以前から問題視されてきた。ドメニカリの提案では、FP2の代わりに土曜午後のスプリントのための予選を行うことになる。なお、スプリント予選を金曜日に行い、代わりにレースのための予選を土曜日に行うという別案もあったと言われている。


 いずれにせよ、現行の競技規則を大きく変更する必要があり、関係者全員の合意を得なければならない。


「これから始まるスプリントレースのフォーマットを整理して、もう少しダイナミックなものにしたい」とホーナーは語った。「スポーティングディレクターたちが懸命に取り組みを行っていることは知っている。(近いうちに)最終的な決定が下されることを期待している」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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