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ハミルトンが故郷に関する失言を謝罪。「スラム街」発言に議会が憤り

2018年12月20日

 メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、出身地イギリス・スティーブニッジを“スラム街”と呼んで地元の人々の怒りを買い、後に謝罪のコメントを発表した。


 16日、BBCのスポーツ・パーソナルティ・オブ・ザ・イヤー授賞式に出席したハミルトンは、壇上でスピーチする際に、昔の自分はスラム街から抜け出すことを夢見ていたと語った。


「僕ら家族にとって、何か行動を起こすことが夢だった。スラム街から抜け出したかったんだ」とハミルトン。


「スラム街というわけではないけれど、そこから抜け出して、何かをしたかった。とても高い目標を掲げ、それを協力し合って達成した」


 この発言に対し、スティーブニッジ区議会のリーダー、シャロン・テイラーは、「ルイス・ハミルトンが、今回のイベントにおいて、故郷に関してネガティブな発言をしたことに失望しました」とtwitterを通してコメントした。


「この状況は残念ですが、私たちはスティーブニッジを誇りに思っていると、堂々と述べたいと思います」


 ハミルトンは、これを受け、インスタグラムを通して、釈明と謝罪を行った。


「イギリスの人たち、スティーブニッジの人たちに対し、メッセージを送りたいと思った。あそこは僕が育った場所であり、そこが故郷であることを心から誇りに思っているし、今でも愛している」とハミルトン。


「僕が犯したミスについて気分を害しているなら、その気持ちを捨ててほしい。そういうネガティブなエネルギーを貯めこむことはない」


「僕は自分の出身地を心から誇りに思っている。そのことを常に一番いいやり方で示そうとしていることを分かってほしい」


「完璧な人間などいない。僕はしょっちゅう間違いを犯している。大勢の人々の前に立って、人生の長い旅路について正しい言葉で表現しようとしているときは特にそうだ」


「間違った言葉を選んだが、その言葉に何か意味を込めたわけではない。僕を知っている人たちは、僕が常に愛を示そうとしていることは分かってくれるはずだ」


 シャロン・テイラーは、ハミルトンの謝罪を受け入れ、「ルイス・ハミルトンがスティーブニッジの問題について丁寧な謝罪を行ったことに感謝します」とコメントした。


「彼はこの町の出身であることを誇りに思うとも述べています。スティーブニッジから5度のF1世界チャンピオンが出たことは、素晴らしいことです」



(autosport web)




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