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ボッタス、2018年アゼルバイジャンGPは“キャリアのなかで最悪の経験”と振り返る。「勝利を失い、赤ん坊のように泣きじゃくった」
2018年12月28日
バルテリ・ボッタスは、2018年F1アゼルバイジャンGPの終盤にレースをリード中、リタイアを喫したことは、自分のドライバー人生のなかでも最悪の出来事だったと語り、レース後に「赤ん坊のように泣いた」と明かした。
メルセデスのボッタスは、バクーのレース終盤のセーフティカー後、首位を走り、勝利は確実とみられた。しかしコース上のデブリを踏み、W09のリヤタイヤがパンク、リタイア(14位完走扱い)という痛ましい結果に終わった。
このレースについてボッタスは、「キャリアのなかで最も失望した出来事のひとつだ」とメルセデスのインタビューにおいて語った。
「自分のベストレースになると思っていた」とボッタス。
「長い時間リードしていたわけではなかったが、いい走りをして、トップまで上がることができたんだ」
「あの一件の直前まですごく自信があったことを覚えている。すべてをコントロールできている感じだった」
「レースに勝つには少しばかりの運が必要になることは分かっていた。でも、メインストレート上で目に見えなかったデブリを踏んでしまい、パンクチャーが起き、そしてレースが終わってしまったんだ」
ボッタスにとっては非常に痛いタイヤトラブルであり、レース後、ひどく落ち込んだという。
「あのレースの前にもいくつか勝てそうなレースがあり、2位が続いていたから、今度こそシーズン初勝利を挙げたいと、期待していたんだ。でもそれが実現することは結局なかった」
「あのアクシデントの後、チーム全体が失望していたのが分かった。みんなから支えてもらった」
「ホテルに戻ると、僕は完全に壊れてしまった。膝を落として赤ん坊のように泣いたんだ。でもその後、立ち上がり、たった1回の失敗でダメになんかならないと誓った」
しかしながら、2018年のボッタスにとってこの一戦が分岐点になったのではないかという見方もできる。彼は2018年シーズン、1勝も挙げることができず、チームメイトのルイス・ハミルトンにチャンピオンシップ争いで後れをとり、終盤にはハミルトンのサポート役を強いられることになったのだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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