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【角田裕毅F1第2戦分析】第1スティントでタイヤをマネージメント。ピットストップ戦略で順位を上げる走りを披露
2023年3月20日
全力を出したF1第2戦サウジアラビアGP予選でQ1で敗退した角田裕毅(アルファタウリ)。「クルマに関しては、Q2やQ3に進出するためには、もう少しグリップとパフォーマンスを上げなければならない」と、マシンへの課題を指摘していた。
その指摘が角田の言い訳ではないことは、チーム代表のフランツ・トストも認めている。
「とにかく、ダウンフォースが足りていない。だから、ブレーキングでクルマが不安定になり、その結果リヤタイヤがオーバーヒートして、結果、コーナー出口でのトラクションも悪い。いいラップタイムを出すために必要なものが、すべて欠けている状況だ」
そして、トストはサウジアラビアGPでこう語った。
「エンジニアはいまでも『いい方向に進んでいる』と私に報告してくるが、私はもう彼らを信用していない。報告はいらない。私は、いいラップタイムしか見たくない」
そんな状況のなか、16番手からスタートすることになっていた角田は、レースに向けてこんな目標を立てていた。
「僕の主な目標は、自分自身がやるべきことに集中し、100%の力を発揮して、ポイントを獲得すること」
現地時間午後8時に開始された決勝レースで、角田はそれを有言実行した。
スタートでふたつポジションを挙げた角田はその後、前を走るマシンがタイヤのデグラデーション(劣化)に苦しんでピットインするなか、しっかりとミディアムタイヤをマネージメントして、ピットストップを延ばす戦略に出る。マシンにスピードがなければ、ピットストップ戦略でポジションを奪うという作戦だ。
ステイアウトして6番手までポジションを上げていた角田に、チャンスが訪れる。17周目にランス・ストロール(アストンマーティン)がコース脇にマシンを止めてリタイア。これでセーフティカーが導入されると、チームは角田をすかさずピットインさせる。通常より短いピットストップロスでコースに復帰した角田は、8番手でレースを再開させる。
アルピーヌの2台にかわされて10番手になった角田は、レース終盤、猛追してきたケビン・マグヌッセン(ハース)と10位争いを演じた。マグヌッセンからの激しい攻撃に耐えていた角田だったが、残り4周でオーバーテイクされ、11位でフィニッシュ。前戦バーレーンGPに続いて、2戦連続で入賞まであと一歩という結果に終わった。
悔しい結果に終わった角田だが、こんな言葉でチームを称えた。
「チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれて、すべてが完璧だった。ミディアムタイヤのペースはとてもよく、予選よりもよくなっていました。自分も目標通り100%の力は出せました。あと一歩で入賞を逃したことは残念ですが、チームと僕が一緒にいいレースができたことには満足しています」
ピエール・ガスリーが去り、チーム代表が身内を批判するなか、サウジアラビアGPでアルファタウリをしっかりと牽引していたのは、角田だった。
(Masahiro Owari)
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1位 | ランド・ノリス | 25 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 18 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 15 |
4位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 12 |
5位 | アレクサンダー・アルボン | 10 |
6位 | ランス・ストロール | 8 |
7位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 6 |
8位 | シャルル・ルクレール | 4 |
9位 | オスカー・ピアストリ | 2 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 1 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 27 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 27 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 18 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 12 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 8 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
7位 | スクーデリア・フェラーリHP | 5 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 0 |
10位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 0 |

