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レッドブル&HRC密着:DRSの不具合で最終アタックを断念。ポールを逃すも、レースではタイヤ管理を重視し逆転を狙う
2022年5月22日
F1第6戦スペインGPの予選Q3終盤、国際映像のモニターには最後のアタックを行うシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走りが映し出されていた。Q3の1回目のアタックを終えた段階で暫定ポールポジションを獲得していたのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ライバルのルクレールはシケインでスピンし、タイムを計測していなかった。
最後のアタックはルクレールがフェルスタッペンよりも先に開始。フェルスタッペンの暫定PPタイムを更新する勢いでセクター2を通過し、シケインを立ち上がって最終コーナーへ向かおうとしていた。しかし、次の瞬間、モニターからフェルスタッペンの無線が流れてきた。
「ノーパワー」
最終コーナーを立ち上がったルクレールはフェルスタッペンのタイムを上回り、ポールポジションに立つ。
一方、アタックラップに入るメインストレートでパワーを失ったフェルスタッペンは、1、2コーナーを立ち上がった後、タイムアタックをやめてピットへ向かった。その瞬間、ルクレールが逆転で2022年のスペインGPのポールシッターとなった。
予選後、フェルスタッペンはパワーを失った理由を次のように語った。
「ストレートでDRSが開かずに、コンマ3、4秒のタイムロスがあったので、バックオフしてアタックラップを中止したんだ」
それでも、Q3の1回目アタックでフェルスタッペンが叩き出した1分19秒073というタイムを、ルクレールの直後で2回目のアタックを行っていたカルロス・サインツ(フェラーリ)は上回ることができず、フェルスタッペンはフロントロウをキープ。日曜日のレースは2番グリッドからスタートする。
スペインGPの舞台であるカタロニア・サーキットは、オーバーテイクが難しいという点では予選ポジションが重要となる。そういう意味では、ポールポジションを逃したフェルスタッペンにとっては、最後のアタックでDRSの不具合が発生したことは痛かった。
一方で、カタロニア・サーキットはタイヤに厳しいことで有名で、ポールシッターでもレースで優勝できなかったレースも少なくない。最近の10年間のポールポジションの成績でも、2019年バルテリ・ボッタスが2位、2016年ルイス・ハミルトンはリタイア、2013年ニコ・ロズベルグは6位と3度優勝を逃している。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は言う。
「この高温下では、タイヤのデグラデーションとマネージメントが重要になる。したがって、明日はとても緊密で魅力的なレースになると思う」
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |