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F1参入は「単なる思いつきではない」とマリオ・アンドレッティ。実現すればコルトン・ハータの起用を支持

2022年2月22日

 マリオ・アンドレッティは、アンドレッティ・グローバル・チームがFIAに2024年からのF1エントリー申請を行った件について、さらなる詳細を明らかにした。


 1978年のF1世界チャンピオンであるマリオ・アンドレッティは、金曜夜にソーシャルメディアで驚きの発表を行った。発表はその後、一家が運営するインディカーとインディ・ライツチームであるアンドレッティ・オートスポートの広報担当者が正式に認めた。


 チームからそれ以上のコメントはなかったが、マリオは地元インディアナポリスの『IndyStar』紙の独占インタビューで語り、欠けていた情報を補った。マリオ曰く、1990年代にマクラーレンのF1ドライバーだった息子マイケルが担当する新たなF1チームの運営について、FIAが申請を受理すれば「翌日にでも準備ができる」という。


 申請が通ればF1に11番目のチームが生まれることになる。また、2016年にF1のラインアップに加わった最も新しいチームであるハースF1に次いで、ふたつ目のアメリカ国籍のチームとなる。

2016年F1バルセロナテスト エステバン・グティエレス&ロマン・グロージャン(ハース)
2016年にF1に参入したハースF1。チーム創設時のドライバーはエステバン・グティエレスとロマン・グロージャンだった


「私はこの可能性を大変喜ばしく思っている」とマリオはアンドレッティF1チームの見通しについて語った。


「F1とモーターレースが我々家族にとってどれだけ意味を持っているかは周知の事実だ。我々はモータースポーツに生きている。それが我々のやっていることだ」


 アンドレッティ・グローバルはイギリスに拠点を置くだろうが、マシンは今後建設されるインディアナポリスのファクトリーで製造されることになる。マリオは、チームがすでにエンジンパートナーを確保したと語ったが、それがどこであるかは明かさなかった。


 またマリオは、チームのインディカードライバーであるコルトン・ハータをF1に移籍させる考えを全面的に支持していると語った。


「彼をF1ドライバーにしたい。コルトンは非常に優れた才能を持っているし、彼はその才能をF1でも見せる必要がある」


「F1にもうひとつアメリカのチームが加わっても支障はないだろう。そしてまちがいなくひとりのアメリカ人ドライバーが誕生する。こうしたことを期待してもらっていい。もしそうならなかったら、マイケルの小遣いをカットする!」

マイケル・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート チームオーナー)&コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)
2021年NTTインディカー・シリーズ最終戦ロングビーチ マイケル・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート チームオーナー)&コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)

■F1参戦を目指すのは「単なる思いつきではない」

 マリオはまた、アンドレッティがインディアナ州にある保険持株会社『Group 1001』の社長兼CEOのダン・トーリスと提携する可能性があることについて話をした。同社のデジタルサービスブランドである『Gainbridge』はすでにハータのインディカー参戦のスポンサーとなっているが、F1の構想には参加していない。


「マイケルは同社との件について長いこと取り組んできた。F1の既存の10チームに加わることが承認されたら、彼らは次の日にでもすべての準備を整えるほどの勢いがある」


「これはたまたま起きたことではない。真剣に誠意を持って進められていることだ。単なる思いつきや、やりたいことリストのひとつなんかではない。本気のことだ」


「マイケルは一度決めたことをとことん追求する。彼は計画を支えるために適切な人々と連携しており、うまくやっている」

アンドレッティ・オートスポートのオーナー、マイケル・アンドレッティ
アンドレッティ・オートスポートのオーナー、マイケル・アンドレッティ


 アンドレッティは以前、ザウバーが運営するアルファロメオF1を買収してF1に参入することを試みたが、交渉は昨年11月に決裂した。マイケルが当時説明したところによると、この新事業をめぐる「支配権の問題」があったためだという。つまりアンドレッティは今後2億ドル(約229億円)のエントランスフィーを払って新チームを参入させることになるが、マリオによるとこのことはFIAへの申請前にすべて考慮されていたという。


「彼らはすべての必須条件を満たして進んでいる」とマリオは認めた。「すべての準備ができており、すべての項目をチェックしている。含まれるすべての事柄についてだ」


「どこまで確実性があるか理解できないかもしれないが、誠心誠意を持ってことは進められている」


 しかし今週初めに、匿名の情報筋が『IndyStar』に以下のように話した。


「既存のチームにしてみれば、(新チームが加わることで)賞金の取り分が減るのはあまり喜ばしいことではないだろうと想像できる」


「こう着状態だ(とある関係者は言うかもしれない)。『今の状況は我々10チームにとって都合が良いのだから、このままにしておこう』ということだ」


 だがマリオは、「私が知っていることは、彼らが取り組んでいるということだ」と答えた。「それが彼ら(FIA)が彼に言ったことのようだ。要請されたことはすべてできるし、彼は聞く用意がある」


「今のところボールは向こう側にある」

マリオ・アンドレッティ
2019年F1第19戦アメリカGPを訪れたマリオ・アンドレッティ



(autosport web)




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