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リスタート時に3番グリッドを取り戻したサインツ。ノリスはこの状況に「フェアじゃない」と不満/F1第8戦

2024年5月28日

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1第8戦モナコGPのレースのリスタート時に、フェラーリのカルロス・サインツが本来の3番手のスタート位置を取り戻すことを許したF1の赤旗ルールを「苛立たしく不公平」だと述べた。


 サインツのレースは、ターン1(サン・デボーテ)でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触しパンクを喫したことで、悪い方向へ向かった。隊列がカジノスクエアに差し掛かる頃、サインツはのろのろ走って止まり、レースから脱落したように見えた。しかし、それとほぼ同時にセルジオ・ペレス(レッドブル)とハースのドライバーたちが絡む多重事故が発生して赤旗が提示されたことで、サインツに救いの手が差し伸べられた。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)&カルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第8戦モナコGP 1周目、ターン1で接触したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とカルロス・サインツ(フェラーリ)


 F1のレギュレーションによれば、リスタートの順番は赤旗提示前に“全車の位置が特定できた最後の地点”で決まる。この場合、コース上の事故によるデブリのせいで遅れた周冠宇(キック・ザウバー)を除き、ほとんどのマシンが赤旗前にタイミングセクターを通過していた。この解釈から、リスタートの順番は周がタイミングセクターを通過する前の、セーフティカーライン2の位置にもとづいて決定されたということだ。


 赤旗が出されたことで、サインツは後方からのリスタートを強いられることなく、元の3番手の位置を取り戻すことができた。不満をつのらせたノリスは、この状況を懐疑的に見ていた。


「これが一番公平なことだとは思わないが、確かに僕も、幸運なことにそのおかげでマシンの修理が少しできたようなことが過去にあった」とノリスは語った。


「率直に考えてみると、誰かがミスを犯しても、ルールが何であれ一定数のマシンが赤旗前にラインを越えなかったというような理由でミスが取り消され、フリーピットストップができるようになるというのは、苛立たしいことだし不公平だ。フェアじゃないよ」


 メルセデスのジョージ・ラッセルも、サインツの幸運に関してノリスと同じ意見だった。


「これは正しいことではない。正確にルールがどうなっているのかはわからない。でも少しおかしいよ」

2024年F1第8戦モナコGP
2024年F1第8戦モナコGP 3周目にスタンディングスタートでリスタート


 ノリスとは対照的に、マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは赤旗のルールに批判的ではなかった。しかし、ステラはサインツが幸運だったことを認めた。


「リスタートの順番を決める方法に関して言えば、FIAがやったことは最善だったと思う」とステラはコメントした。


「また、セクタータイムが不明な場合はセーフティカーライン2を使用するという前例にも一致している。ミニセクターを使用するのは、そうするのによい方法ではないと思う」


「明らかに、カルロスを救った最大のポイントは、レースが中断された時点で周がセクタータイムを超えていなかったことだ。カルロスはラッキーだった。スチュワードの寛大な対応もよかったと思う。なぜなら、第1コーナーでの接触は明らかにオスカーのマシンに大きなダメージを与えたからだ。このことは昨日の妨害(の調査)の要点を押さえている」


「私が言ったように、カルロスは幸運で、これで表彰台を獲得した。彼のためにうれしく思うが、我々は特に昨日の妨害行為についていまだに少々混乱している。昨日とイモラ(ピアストリが妨害行為でペナルティを受けた)の違いは何だったのだろうか」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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