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賛否両論のインフォ・ウイング。GTレースでは定着

2014年11月27日

 26日に行われたF1アブダビテストの2日目に、ドライバー名や走行順位、装着しているタイヤコンパウンドなどを観客に報せるための『インフォ・ウイング』がフォース・インディアに装着された。車両にLEDを装着するというトライにインターネット上ではファンが賛否両論を綴っているが、他のレースでも実用化されている試みなので、ご紹介しよう。

 もともとモータースポーツでは、リーダータワー等が見えにくい場所で観戦した場合は、順位が分からなかったり、レース展開が分からない場合が多く発生する。日本でもサーキット内でワンセグ放送を行ったり、ライブタイミングを配信したりと、ファンにより親しみやすいスポーツとするための試行錯誤は世界中で行われている。

 今回、ルイス・ハミルトンの父であるアンソニーによって開発された新しいディスプレイシステムは、そんなモータースポーツの“欠点”を補うためのものと言えるが、F1よりも順位が混乱しやすい耐久レースではこういった試みがすでに実用化されている。

 最短で6時間、最長で24時間でレースが争われるWEC世界耐久選手権で採用されているのは、リーダーライトシステム。マシン側面に3つのLEDランプが設けられており、首位ならいちばん上のひとつが、2位なら上からふたつが、3位ならすべてが点灯する。視認性に優れており、カテゴリーごとに色分けされているため、WECのように4カテゴリーが走るレースでも、色さえ覚えておけばすぐに順位の認識が可能だ。

 このアイデアは、2002年に同様の規定で争われていたアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)でファンからの発案で生まれたもの。ALMSは2014年からユナイテッド・スポーツカー(USCR)というシリーズに生まれ変わったが、こちらではさらに一歩進んだシステムが採用されている。

 今季からUSCRで採用された新リーダーライトシステムは、リヤよりのマシン側面に、LEDパネルを装着。クラス別に色分けされた数字で、現在の順位がリアルタイムで表示される。そのため、ファンはマシンの横を見ればすぐにクラス別の順位を知ることができる。

 また、ヨーロッパで行われているGT3カーのレース、ブランパン耐久シリーズでは、シリーズ最長のスパ24時間レースで、同様のシステムが採用されている。これはマシンの運転席側と逆のフロントウインドウにLEDパネルを装着し、順位を表示するというものだ。USCRよりも大柄のパネルになっており、視認性を高めている。

 スポーツカーレースではすっかり定着し始めているLEDによる順位表示。ただフォーミュラではほとんど行われていない試みで、スポーツカーならまだしも、フォーミュラでは「マシンの美観を損ねる」等の声も多く、今後果たしてF1では採用されるのかどうか注目したいところだ。




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