チーム・ザウバー・ペトロナスの新ドライバー、ジャンカルロ・フィジケラが25日、バルセロナのサーキット・デ・カタルニアで移籍後初のテストを行った。
フィジケラは、ダンパーのテストを中心に予定されていたプログラムをこなし、計98ラップを周回。ベストタイムは1分18秒527だった。
「新しいチームで初めてテストを行った。結果にはとても満足している」とフィジケラ。「100ラップ近くを周回した。バルセロナにしてはずいぶん走り込んだ。午前中はマシンセットアップにいくつか問題があったほか、シートの位置も完璧ではなく、調節する必要があった」
「その後、予定のテストプログラムをこなすことができたが、学ぶべきことはまだたくさんある。ザウバーの雰囲気はとてもいい。みんなとてもテキパキと、また和気あいあいと働いている」
チーフレースエンジニアのジャッキー・エッケラートは次のように語った。「今日は、ジャンカルロにとってザウバーでの初ドライブとなった。彼はとてもプロフェッショナルで、現実的に物事を考えられるレーサーとして名高いが、今日のテストでそのことが実際に証明された」
「午前中は、シートの位置に若干問題があったが、それでもスピードはとても速く、ミスはほとんどなかった。しかも、ザウバーのマシンをドライブするのはこれが初めてだ。彼は今日、とても素晴らしい仕事をしてくれた。ジャンカルロの力については、ジョーダンで一緒に働いていた1997年から認めている。その時と変わらず、彼は素晴らしく実利的な男だね」
フィジケラは26日には、午前中は空力のテスト、午後には新しいブレーキとタイヤのテストを行い、1分18秒246のタイムを出した。引き続き27日もテストを行う予定だ。
一方、僚友のフェリペ・マッサは、12月8日〜10日までヘレスでテストを行う。翌11日にはテストドライバーのニール・ジャニが引き続きヘレスでテストを行い、今年のテストプログラムを終了する予定だ。