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「フラストレーションの溜まるレースだった」勝利数では上回るも同点で最終戦へ/ホンダ山本MDインタビュー
2021年12月7日
2021年シーズンのF1もいよいよ終盤戦。第21戦は初開催のサウジアラビアGPで、高速の市街地コースであるジェッダ・ストリート・サーキットを舞台に行われた。
決勝レースでは赤旗が2回出るなど波乱の展開となり、タイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は2位に入賞。しかし優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触などに関しては、納得のいかない裁定が下され、ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターも「フラストレーションの溜まるレースだった」とサウジアラビアGPを振り返った。
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──いろいろなことが起きました。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):いろいろなことがあって、フラストレーションの溜まるレースでした。
──何にフラストレーションを感じていますか?
山本MD:まず、最初のセーフティカーが入ったときに、セーフティカーの後にすぐルイス(・ハミルトン)がつけたものの、(バルテリ・)ボッタスがすごい間隔を開けて、彼らはダブルピットをやろうとしていたんでしょうけど、あれはペナルティにならないのかなと正直思いました。あれでルイス自身はトップというか(ピットインしないでステイアウトしてトップに立った)マックスの後ろ(2番手)に返り咲いたじゃないですか。そういうのも含めて、何かこうしっくりこないレースだったなあと思いますね。これもチャンピオンシップなのかなと思いましたけど、今回のサウジアラビアGPは非常に厳しいレースだったなと思います。
客観的に見るとやっぱり初開催のコースというのはもちろんあるんですけど、最初のセーフティカーのルイス、ボッタス、マックスと並んでいるとき、ボッタスはルイスとかなり間を空けて走っていた。ああいうのは僕もルールの勉強不足で足りないところもあるんですけど、ペナルティの対象になるんじゃないかなとちょっと思ってガレージでは聞いたんです。そういったのとか、マックスにルイスがちょっと追突した件も、ポジションを戻すとレッドブルは言っているのだから、FIAも両チームにちゃんとアナウンスすべきなんじゃないかとか、やっぱりちょっとフラストレーションが正直あるレースだったというのが僕の個人的な印象です。
そうは言っても、同点にはなりましたけど、先ほど田辺(豊治/ホンダF1テクニカルディレクター)が言ったように、マックスが9勝、ルイスが8勝なので、勝率で言うと一歩進んでいます。そういった意味では最終戦で勝っても負けても、後悔のないようにホンダF1としてはしっかりやりきりたいなという思いですね。
──1回目の赤旗後の再スタートでは、フェルスタッペンはいいダッシュができませんでした。
山本MD:マックスが少し言っていましたけど、やっぱりハードタイヤの蹴り出しがよくなかったんじゃないでしょうか。1コーナーの攻防は、お互いギリギリまで攻めた結果のオーバーラン。だから、個人的にはああいうのも含めて、レースだなと思いましたけどね。
──2回目の赤旗の後のスタートでは、逆にスタートダッシュを決めて、3番手からミディアムタイヤで蹴り出しよくインをついてトップに立ちました。
山本MD:よかったですよね。そういう点ではミディアムにしてよかったですけど、終盤はミディアムでちょっとタイヤ的にも厳しかった。ルイスがハードだったので、ちょっとアドバンテージがあったのかなと思います。タイヤも含めて、結果的に総合力で若干負けていたかなという印象です。
──バックストレートでフェルスタッペンがハミルトンにポジションを譲ろうとして、追突されました。あれをどう見ましたか。
山本MD:あれは、すべての無線を聞かないとわからないのですが、メルセデス側に非があると思います。なぜなら、我々はレースコントロールとポジションを戻すかどうかについての話し合いを行っています。そのことをハミルトンにも伝えていればとは思いました。FIAもレッドブル側はポジション戻すと言っているのだから、両チームにきちんとアナウンスすべきだったんじゃないかと思います。そういうことがいろいろあって、少しフラストレーションがたまるレースだったというのが個人的な感想です。
(Masahiro Owari)
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9/5(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
9/7(日) | 決勝 | 22:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 309 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 205 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 184 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 64 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | アイザック・ハジャー | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 584 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 248 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 214 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 80 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 60 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

