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レッドブル・ホンダ密着:タイヤ交換のタイミングを見極めたフェルスタッペン。インラップでは群を抜く速さを披露
2021年9月27日
2021年F1第15戦ロシアGPのレース後、2位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、サーキットから帰る途中、ホンダのホスピタリティを通りすぎるとき山本雅史マネージングディレクターとがっちりと握手して、ロシアGPでの表彰台獲得を喜んでいた。
なぜ、最後尾からスタートしたフェルスタッペンが2位になったのか。もちろん、その要因のひとつはレース終盤に雨が降ったからだ。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はこう説明した。
「残り6周か7周の段階では、そんなことが可能とは思えなかった。今日のようなトリッキーな天候では、とても簡単にヒーローにもゼロにもなれる。ピットインすべきか否かは本当に厳しい判断だった。ピットウオールにいるエンジニアたちと比較して、ドライバーたちはコース上で我々よりもずっと多くを見て、感じている。そのため、インターミディエイトタイヤに交換するためにストップするかどうかの判断はマックスに任され、最終的にマックスはそれをうまくやり遂げた」
確かにホーナーが言うように、残り7周の段階でフェルスタッペンの順位は7番手だった。そして、残り6周となった48周目にトップ8のなかで真っ先にピットインしたのがフェルスタッペンだった。
だが、タイヤ交換の見極めだけが2位となった理由ではない。というのも、上位陣でこの周にピットインしたのはフェルスタッペンだけでなく、47周目の段階でフェルスタッペンよりも前を走行していた4番手のカルロス・サインツ(フェラーリ)と6番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)も同時にピットインしている。にもかかわらず、47周目に7番手だったフェルスタッペンが彼らをかわして2位を獲得したのは、ドライからインターミディエイトへタイヤを交換するためのインラップとなる48周目の走りが、異次元に速かったからだ。
3人のインラップのタイムを比較してみよう。まず4番手のサインツは2分12秒870で、6番手のリカルドが2分10秒096だったのに対して、フェルスタッペンはなんと2分3秒080だった。結果、フェルスタッペンはセクター2を過ぎるまでに、リカルドとサインツをパスし、48周目に彼らふたりより先にピットロードへ入り、トップ8のなかで真っ先にタイヤ交換を済ませてコースへと復帰していったのである。
もちろん、このとき履いていたドライタイヤがリカルドとサインツがハードだったのに対して、フェルスタッペンがミディアムだったこともラップタイムの違いを生む要因となっていたが、コンパウンドの違いを利用し、滑りやすいコース上でミスなくオーバーテイクしたフェルスタッペンのテクニックは賞賛されるべきだろう。
今回のフェルスタッペンの2位は運だけではなく、実力を反映した正当な結果だったといえる。
(Masahiro Owari)
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予選 | 6:00〜 | |
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1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
2位 | ランド・ノリス | 332 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
10位 | アイザック・ハジャー | 39 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

