F速

  • 会員登録
  • ログイン

リバースグリッドは「F1に対してできる最悪のこと」と元F1王者プロスト。導入には強く反対

2021年9月23日

 4度のF1世界チャンピオンであり、アルピーヌF1チームのアドバイザーを務めるアラン・プロストは、F1でリバースグリッドによる惨めな光景に耐えるくらいなら、F1を離れることを選ぶと述べている。


 イギリスGPとイタリアGPを終え、F1はスプリント予選のトライアルを11月のインテルラゴスで締めくくる。その後F1はこの新フォーマットの長所と短所について徹底的な評価を行うことになる。


 これまでにも、土曜日の100kmのスプリント予選を盛り上げようと数多くの提案があり、そのなかでリバースグリッドのアイデアが再び挙げられた。誰もが物議を醸すアプローチに反対しているわけではなく、フェラーリはリバースグリッドのアイデアに前向きであり、ファンに向けてショーを盛り上げられると考えている。


「チャンピオンシップとは逆のグリッド順で土曜日のミニレースを行うことについては、どのようなアイデアも興味深いものだと思う」とフェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは語った。


「それはショーと見栄えのためだが、おもしろいものだと思う。F1コミッション、F1、FIA、また全チーム代表を通じて他の議論やアイデアが出てくるだろうと確信している。私は完全に前向きだ」

2021年F1第14戦イタリアGPスプリント予選 スタートシーン
2021年F1第14戦イタリアGPスプリント予選 スタートシーン


 しかしながらプロストは、リバースグリッドの導入はF1にとって非常に芳しくないことだと譲らず、F1で優先されるべき価値の概念を台無しにするだろうとしている。この意見にはメルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフも賛成している。


「F1が何かを試すのはいいことだと思うが、なぜそうしたいのかを理解しなければならない」と4度の世界チャンピオンであるプロストは『Paddock』ポッドキャストで語った。


「なぜなのか自問しなければならない。F1は伝統を維持すべきだ。最高のマシンと最高のドライバーが勝利することを理解しなければならない。なぜなら彼らは最高だからだ。それがF1の全体的な考えだ」


「逆のスタート順の考えは気に入らない。その案は嫌いだ。もし彼らがF1にリバースグリッドを導入するのなら、私はこのスポーツを離れるだろう」


「それはF1に対してでき得る最悪のことだと思う。それよりもあるチームが圧倒的優位にいるのを見る方がいい。なぜなら彼らはリバースグリッドよりも最高の仕事をしたからだ」


「私は根強い伝統主義者だ。彼らはある時にはポールポジションにポイントを付与することを試したが、私はそれには満足しなかった」

アラン・プロスト(アルピーヌF1チーム アドバイザー)&ローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)
2021年F1第14戦イタリアGP アラン・プロスト(アルピーヌF1チーム アドバイザー)&ローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

5/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/31(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/1(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ161
2位ランド・ノリス158
3位マックス・フェルスタッペン136
4位ジョージ・ラッセル99
5位シャルル・ルクレール79
6位ルイス・ハミルトン63
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン20
10位アイザック・ハジャー15

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム319
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム147
3位オラクル・レッドブル・レーシング143
4位スクーデリア・フェラーリHP142
5位ウイリアムズ・レーシング54
6位マネーグラム・ハースF1チーム26
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム22
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム14
9位BWTアルピーヌF1チーム7
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号