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【F1データ主義】ラッセルは初入賞で初優勝を飾れるか。チームメイトのボッタスとロングランを比較
2020年12月6日
2020年F1第16戦サクヒールGPで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性となって欠場したルイス・ハミルトンに代わり、メルセデスから出場することになったジョージ・ラッセル。どんな走りを披露するのか注目されたが、いきなりフリー走行1回目と2回目でトップに立ち初日から魅せた。
土曜日の予選でも好調な走りを維持していたものの、チームメイトのバルテリ・ボッタスが一日の長を生かして逆転。トップの座をラッセルから奪ってポールポジションを獲得した。しかし、ラッセルがすでにメルセデスのマシンからしっかりとスピードを引き出すことに成功していることは間違いない。
そうなると注目すべきはレースだ。というのも、ラッセルはデビューからここまで35戦、レースではいまだノーポイントが続いているからだ。
そこで、レースに向けてロングランを行った初日フリー走行2回目のラッセルのロングランタイムを検証してみたい。ラッセルがフリー走行2回目で行ったロングランは2回。1回目はソフトタイヤで2回目はハードタイヤだ。
■ラッセル(ソフト)
1周目 アウトラップ
2周目 58秒491
3周目 58秒594
4周目 58秒364
5周目 59秒272
6周目 59秒536(抹消)
7周目 59秒623
8周目 1分00秒255
9周目 インラップ
■ラッセル(ハード)
1周目 アウトラップ
2周目 1分28秒861
3周目 58秒422
4周目 58秒195
5周目 58秒528
6周目 58秒272
7周目 58秒446
8周目 58秒262(抹消)
9周目 58秒363
10周目 58秒584
11周目 1分02秒835
12周目 58秒175
13周目 58秒244(抹消)
14周目 58秒044
15周目 58秒318
16周目 58秒156
17周目 1分02秒683
18周目 58秒416
19周目 1分03秒180
20周目 インラップ
続いて、チームメイトのボッタスのロングランタイムを見てみよう。ボッタスもラッセル同様、ソフトとハードでロングランを行っている。
■ボッタス(ソフト)
1周目 アウトラップ
2周目 57秒947
3周目 58秒413
4周目 58秒317
5周目 58秒879
6周目 58秒458
7周目 58秒813
8周目 58秒614
9周目 59秒035
10周目 インラップ
■ボッタス(ハード)
1周目 アウトラップ
2周目 57秒802
3周目 58秒070
4周目 58秒321
5周目 58秒412
6周目 58秒388
7周目 1分07秒454
8周目 1分00秒573
9周目 58秒021
10周目 1分00秒582
11周目 58秒093
12周目 58秒476(抹消)
13周目 58秒628(抹消)
14周目 58秒628(抹消)
15周目 1分03秒868
16周目 58秒677
17周目 58秒461
18周目 1分09秒231
19周目 インラップ
ふたりのロングランを比較すると、ソフトタイヤではボッタスのほうが安定している。
ただし、ふたりの残りのタイヤはピレリから正式なリリースがまだ出ていないが、フリー走行3回目と予選Q1からQ3まですべて同じタイヤ戦略だったことを考えると、まったく同じセット数だと考えられる。
そうなると、レースでのピットストップ戦略もほぼ同じで、ハードタイヤが1セットしかなく、ミディアムタイヤでスタートすることを考えると、ミディアム〜ハード〜ミディアムとなることはほぼ間違いない。ということは、メルセデスがレースでソフトタイヤを使用することはなく、ラッセルはソフトでのロングランの劣勢をレースで被ることはないと考えていい。
では、ハードタイヤでのロングランはどうか?
ラッセルは15周を走行してデグラデーション(劣化)の値はほぼゼロ。これに対してボッタスは、15周走行してデグラデーション(劣化)の値は0.4秒。つまり、ハードでのロングランはラッセルのほうが安定していた。
したがって、予選2番手のラッセルにもレースで逆転できる可能性はまだ十分残っている。もしラッセルが優勝すれば、初入賞で初優勝という快挙となる。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |