ASTON MARTIN RED BULL RACING関連記事
ホンダF1田辺TDレース後会見:メルセデスの1-2阻止も、差は縮まらず「まだまだ戦闘力を上げないと勝てない」
2020年8月18日
2020年F1第6戦スペインGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は2位を獲得し、5戦連続して表彰台に上がった。今回メルセデスの1-2は阻止できたものの、優勝したルイス・ハミルトンにはまったく追い付けず、タイヤトラブルともメルセデスは無縁だった。コース特性の違い、内圧を下げたことも、レッドブル・ホンダには不利に働いた。
しかし、それ以上に王者メルセデスがきっちり対応してきたということだろう。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターも、「歴然とした差は、今もそのままだ」という認識を示した。
──────────
──レースの総括から、お願いします。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):4台完走したものの、4台入賞は逃しました。(ダニール)クビアト選手は、残念でした。レッドブルの敵であるメルセデス、アルファタウリ・ホンダの敵である多くの中団チーム、彼らと戦うためにはまだまだ戦闘力を上げていかないと、勝つことはできないことを痛感したレースでした。
──フェルスタッペンは、5戦連続表彰台です。
田辺TD:そうですね。3番グリッドからひとつ順位を上げて、2位表彰台に上がりました。レースペースを見てもらえばわかるように、トップ3台だけが異なるペースだった。そこにレッドブル・ホンダが1台入っていたことは、よかったと思います。
とはいえメルセデスを抜くことは、難しかった。今のF1マシンは先行車に近づきすぎることができず、相対的なラップタイム差がある程度大きくないと抜くことは難しい。純粋な強さ、そして予選での速さが必要ですね。

──フェルスタッペンのパワーユニット(PU)は、トラブルが出たのですか?
田辺TD:データ異常が出て、念のために交換したということです。何かが壊れたとか、そういうことではありません。前日の予選中に判明しました。
──予選モード規制は、予定通り実施されるのですか?
田辺TD:次の第7戦ベルギーGPから、予選モード廃止が通告されています。詳細については検討中とのことですが、ホンダもきちんと入って話し合いを始めています。FIAの考える規制、監視内容と、メーカー側の考えるもの、「これはできるが、この監視は無理だ」など、そういう話をしていきます。全チーム、メーカーの意見が束ねられれば、ベルギーから実施ということになるでしょう。それができなければ、延期もありえます。
──「自分たちに多少不利になる」と、メルセデス側は言っています。ホンダへの影響は、どうでしょう。
田辺TD:規制、監視の内容によりますね。それによって、影響の出方は変わってくる。メルセデスが損すると言っているのなら、ホンダは「いいな」と言えるかもしれません。しかし現時点では、はっきり言えません。
──2月のテスト時に比べメルセデスとの差は開いている印象だと予選後に言ってましたが、レース後もその印象は変わっていないのですか?
田辺TD:テストでは基本的に、ショートランしかしていない。つまり1周の速さの差ということです。今日のレース結果からいうと、さっきも言ったようにコンマ数秒程度の差ではオーバーテイクは難しい。負けているのは、明らかです。
──3月から7月までのオフ期間に、メルセデスがさらに開発を進めた。そこで差が開いたことが、改めてわかったということですか。
田辺TD:そうですね。
──パワーユニットも車体も?
田辺TD:その割合はわかりませんが、両方だと思います。稼働日と伸び代は、単純に相関関係にあります。『1日これだけ仕事すれば、これだけ進歩する』、それが正常進化なわけです。失敗することもありますが、その場合も必死にリカバリーするので、ある線を越えると進歩していきます。ファクトリーの全面シャットダウンが明けてからは、どのチームも休んでいません。それなりに開発の傾きが維持されるなか、メルセデスの傾き方が我々より高かった。そのためにもともとあった差が、さらに開いた。そういうことです。
──最初の3連戦は1勝もできなかったのが、今回の3連戦は1勝できました。開幕戦以降の比較では、今回の3連戦で若干メルセデスに追い付いたと感じていますか?
田辺TD:いえ。その差はなかなか縮まっていないというのが、実感です。歴然とした差は、今もあります。



()
関連ニュース
| 3/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 3/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 3/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ジョージ・ラッセル | 25 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 18 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 15 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 12 |
| 5位 | ランド・ノリス | 10 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 6 |
| 8位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 9位 | ガブリエル・ボルトレート | 2 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 1 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 43 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 27 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 10 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 8 |
| 5位 | TGRハースF1チーム | 6 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 4 |
| 7位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 0 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


