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FIA F3:角田裕毅、テスト最終日は2番手タイムで悔しさみせるも「2019年もこの状態なら戦える」

2018年12月4日

 2018年シーズンのFIA-F4選手権でシリーズチャンピオンを獲得し、2019年FIA F3(旧GP3)のシートを射止めた角田裕毅が11月29日〜12月1日に行われたアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでのGP3ポストシーズンテストに参加、最終日にカンポスのユアン・ダルバラに次ぐ2番手タイムをマークした。


 レッドブルカラーが施されたイエンツァーのマシンを駆る角田は、走り出しから高い適応力をみせ、初日は6番手タイムをマーク。2日目も6番手タイムをマークする好走をみせていた。


 そして最終日にはポジションを上げ、2番手タイムをマークした角田は、「トップを狙っていただけにちょっと悔しい」としながらも、確かな手応えを感じたようだ。


「最後に一番いい順位で終われたのでよかった。(ハロが装着される)2019年の規定に合わせて6〜7キロほど(クルマが)重い状態で走っていたので、ベストな状態ではなかった。それを考えると今回はいいタイムを出すことができたかなと思います」


 角田にとって初走行となるヤス・マリーナ・サーキットでは、テストを通して「セクター2がうまく行かなかった」と語る。


「(2番手タイムを記録したときは)無難にまとめたという感じで、すごく良いラップではなかったです。それでもチームは喜んでいました。みんなお互いに握手しあっていて、いい雰囲気でテストを終えられました」


 初めての本格的なヨーロッパでの走行を終えた角田は、そのレベルの高さと日本のレースとの違いを実感したという。


「非常にレベルが高い。コンマ3秒の中に6〜7台がいて驚きました。気の抜けないレースだなと思いました。チームのスケジュールも分単位で組まれていて、1分も無駄にしないスケジュールに驚きましたね」


 今回のアブダビテストでは、日本のFIA-F4と比べもっとも大きな違いともいえるピレリタイヤへの理解も深めていった。


「アタック1回目が一番美味しいですね。2回目も(アタックに)行けなくはないです。しかし2回目のアタックでは、セクター2までベストの状態ですが、セクター3はタイヤと“相談”していかなければいけない。なので、しっかり温めて、1周でアタックを決めるというのが理想です」

イェンツァーの角田裕毅。最終日は2番手タイムをマーク

■最終日午前は“譲りすぎ”でタイヤが機能せず。「最悪でした(笑)」

 最終日午前のセッションで角田は、ちょっとしたトラブルにも見舞われ、12番手タイムを記録するに留まった。


「ニュータイヤを入れてタイムアタックしようとしたときに、周りにもアタックしているクルマが多かった。ほぼ毎コーナーで後ろからくるクルマに進路を譲っていました」


「そうしたら(タイヤの)グリップがまったく無くなって。タイヤに問題があるのかと思いピットに戻りました。エンジニアに確認してもらったら、タイヤカスの付き過ぎが問題だということが判明したんです」


「最悪でしたね(笑)。ニュータイヤも試せず、テンションも下がりました。午後に向けて自分がどの位置にいるのかがわからなかったので、あまりいい気分ではなかったです」


 近年、成績が低迷しているイェンツァー。2018年シーズンは予選ではトップ3に食い込むことができず、レースでは一度も表彰台を獲得できなかった。そんなイェンツァーについて角田は「来る前は自分がチームのことをなめていたところもあった」とする。


「今回のテストでどうなるのかが不安だった。しかしやっていくうちに、そんなに悪くないというか、そこまで低迷しているようなチームではないなと感じた。来年もこの状態なら戦えると思いました」


「メカニックとの相性もいいです。楽しい雰囲気でできていますよ」


 初めてのサーキット、初めてのGP3マシンで2番手タイムを記録した角田。この適応力の高さが2019年シーズンを戦う鍵となりそうだ。

レッドブルカラーが施されたイェンツァーのマシンを駆る角田裕毅



(autosport web)


レース

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