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F1 Topic:破産申請したフォース・インディア「チーム内の雰囲気は変わらず、開発は通常通り行われている」

2018年7月31日

 F1ハンガリーGPの土曜日。フォース・インディア副代表のボブ・ファーンリーがハンガロリンクのパドックに姿を見せた。そしてそのことに驚くF1関係者も、少なくなかった。というのもチームは同GP開催直前に破産申請し、現在は管財人の管理下にある。そんな状況ではレース現場に来るよりも、イギリスでやるべきことが山のようにあるはずだからだ。
 
 チーム代表のビジェイ・マリアは現在、背任罪その他の容疑でインド当局から逮捕状が出され、イギリスから一歩でも出れば身柄を拘束される状態にある。そのため実質的にチームのかじ取りは、ファーンリーに託されている。さらにいうならファーンリーはチーム創設以前から、マリアのビジネスパートナーとして長く一緒にやってきており、フォース・インディアのすべてを知り尽くした人物でもある。


 当然、今回の財政的苦境を招いた張本人として、真っ先にチームから遠ざけられてもおかしくない。そうでなくても管財人の管理下に入った場合は、それまでの経営陣は辞職することが普通だ。


 チームのモーターホームで短いインタビューに応じてくれたファーンリーは、「私自身も、そう思っていたよ」と、気さくな調子で話し始めた。「しかし管財人の方から、チームの内情を一番詳しくわかっている人間だからと引き止められたんだ」


 一番気になるのは、スタッフの身の上である。チームがどうなるかわからない状態では、仕事にも身が入らないのではないか。


 だがファーンリーによれば、「破産申請が認められた時点で、全従業員の地位は保証される。なので彼らは今も今季のマシンの改良や2019年型マシンの開発に精力を注いでいる。チーム内の雰囲気も、いつもとそう大きくは違っていないはずだ」とのことだった。


 一方で誰が新たなオーナーになるかについては、「正直なところ、私にはまったくわからない」という。


「いくつかのオプションがあるのは確かで、その中から管財人がチームにとってベストの決断を下すことになる。その後も私がいるかどうかは、それは新オーナーが決めることだ」


 現時点では、イギリスの飲料会社リッチエナジー、ランス・ストロールの父親ローレンス、ロシア人富豪ドミトリー・マゼピン、そして現タイトルスポンサーのBWTの名前などが挙がっている。



(Kunio Shibata)


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