F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:ホンダとレッドブルのPU交渉、姉妹チームのトロロッソを巡る考え方の違い

2018年5月1日

 アゼルバイジャンGPの土曜日に正式に2019年に向けた交渉を開始したホンダとレッドブル。4月28日に初会談を終えた山本雅史モータースポーツ部長は、「いつも立ち話はしていますが、こうして膝を突き合わせて真剣な話をするのは初めてだったので、現時点では、まだスタートラインに立ったという感じです」と、初回の交渉では突っ込んだ話にはならなかったという。


 では、約30分間の会談で、何を話し合ったのか。山本部長は「双方の基本的な考え方は伝えあった」と語った。 


「各々の考え方があります。われわれはいまトロロッソとやり始めたばかりで、トロロッソ・ホンダとしても前に進まなきゃいけない中で、レッドブルとの関係をどう築くべきか。レッドブルにはレッドブルの考え方がある。今日はそのへんの話をして、『そうなんだ』と確認して別れました。それ以上の話はしていません」


 つまり、ホンダがレッドブルとパートナーを組むと、トロロッソと2チーム供給になる。その辺の状況を確認したようだ。だが、トロロッソはデートリッヒ・マテシッツがオーナーを務めるレッドブルと姉妹関係にある。トロロッソを巡るお互いの考え方とは、いったい何なのだろうか。


「レッドブルとトロロッソが姉妹チームであることはわれわれも理解しています。でも、私はトロロッソをフランツ・トストさんが代表を務める1つのコンストラクターとしてリスペクトしている。確かにレッドブルテクノロジーセンターを通してお互いの共通項はあるので、ほかのチームと組むよりはスムーズになることは確かですが……」


 つまり、レッドブルとしては、トロロッソは妹分的な存在であるから、自分たちを優遇してほしいと考えているのに対して、ホンダは現在のトロロッソとの関係を考慮し、できるだけイコールコンディションでのパートナーシップを構築しようとしているのではないかと考えられる。


 以前、トロロッソのあるスタッフと、ホンダがレッドブルにもパワーユニットを供給することについて話し合ったことがある。そのとき、そのスタッフは「ホンダがレッドブルと組むことになっても、われわれはまったく構わない。なぜなら、トロロッソとレッドブルは姉妹チーム。レッドブルの利益はトロロッソのアドバンテージにもなるのだから」と語っていた。


 ここは一度、トロロッソを含めた三者会談を開いてみてはどうだろうか。5月15日までは時間がない。ホンダとレッドブルの溝を、トロロッソが埋めることになっても不思議はない。



(Masahiro Owari)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号