最新記事
- “真のリーダー”ブリアトーレは「F1とチームに...
- マクラーレンが13年ぶりのタイトルスポンサー...
- ハミルトンの苦戦の根本的な原因は“グラウン...
- 2026年F1新規則は「不均衡な覇権争いを回避す...
- ペレス「自分の大好きなスポーツを楽しみたい...
- フェルスタッペン以外の3席について検討する...
- 2025年F1第15戦オランダGP TV放送&タイムス...
- ピレリにとって500戦目となるF1オランダGP。...
- 2026年F1デビューのキャデラック、年内にコー...
- 首相が突如発表したF1ポルトガルGP復活計画。...
- 経験豊富なボッタス&ペレスに期待を寄せるキ...
- 2026年F1参入のキャデラック、ラインアップを...
トロロッソ・ホンダ甘口コラム 開幕直前編:経験不足を密なコミュニケーションで補うホンダF1の新体制
2018年3月20日
トロロッソ・ホンダの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価するF1速報WEBの連載コラム。レースごとに、週末のトロロッソ・ホンダのコース内外の活躍を批評します。今回は開幕直前編としてオートスポーツWEBにも甘口・辛口の両方を掲載します。
——————————
モータースポーツの世界では、経験は貴重だ。したがって、パートナーを組んで1年目となるトロロッソ・ホンダは、ライバルたちに対して『経験』という面でハンディを背負っていることになる。
同時に、ホンダは内部の体制も変えている。これまで前任の長谷川祐介氏が務めていたホンダのF1プロジェクト総責任者というポジションを廃止。一人がすべてを統括するのではなく、栃木県で研究開発するHRD さくらとサーキットの現場にそれぞれ統括責任者を置き、役割を分担することとなった。HRD さくらを統括するのは浅木泰昭氏。現場は田辺豊治氏がその任に就く。
田辺氏は新しい体制では新テクニカルディレクターだが、1990年代前半からF1に携わり、ホンダF1の第二期と第三期でも活躍していたベテラン。前任はインディカープロジェクトを担当し、昨年の佐藤琢磨選手のインディ500優勝も影で支えていた。その田辺氏は新しい体制での船出について次のように語っている。
「いい面も悪い面もあります。過去3年間のやり方を大きく変えるわけですから、慣例化していたこともあるわけで、時間はかかるかもしれません。でも、この新しい体制では、何がベストなのかを突き詰めて議論することができています。我々はこれが最善の手法だと思っていますし、トロロッソもそう感じてくれていますから、このやり方がうまくいくと思います」
つまり、何事も良し悪しが表裏一体となっていて、経験もプラスになることもあれば、マイナスになることもあるというわけだ。例えば、人間関係という点では、経験は時に「わかっているつもり」という誤解を招き、経験のなさは逆に「相手のことがわからないから、もっと知ろう」とコミュニケーションを密にとるというプラスの作用が働く。
今年のプレシーズンテストまでのトロロッソ・ホンダが、まさにそうだった。トロロッソとの8日間のテストを、田辺氏は次のように振り返った。
「トロロッソとのチーム結成が決まってから、たくさんのことを話し合ってきましたし、チームとして効率を上げていくために毎日議論を重ねました。現時点では、問題なく非常にうまく連携できていると感じています」
これは、ホンダ側だけが感じていることではない。トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キーもこう語っている。
「いくつか車体側にトラブルが起こったが、テスト全般としてはとてもうまくいき、順調にテストプログラムをこなすことができた。こんなに多くを走れたのはチームの歴史上初めてだ。これはホンダの努力が実を結んだもので、彼らとはとてもうまくやれ、いい関係を作れたという点でもテストは大成功だった」
いよいよトロロッソ・ホンダの新しいシーズンが開幕する。経験がマイナスにならないよう、いつまでもコミュニケーションを密にとり続けてほしい。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
8/1(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
8/2(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
8/3(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 284 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 187 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 172 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 559 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 236 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 194 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 52 |
7位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 45 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

