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グランプリのうわさ話:ウイリアムズの買収を目論むストロール親子とシロトキン陣営
2018年3月15日
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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チームの買収交渉が進むウイリアムズ
ストロールとシロトキン、どちらが主導権を握るのか
XPB Images
ウイリアムズが今季のレースドライバーにふたりの若手を選んだのは、チームの株式を売却したいという、クレア・ウイリアムズの望みの反映でもあったようだ。
チームに近い筋によると、ランス・ストロールの父親とセルゲイ・シロトキンのメインスポンサーであるSMPは、すでにウイリアムズ家とチームの買収に関する交渉を始めているという。
ストロール家は、過去3年間でおよそ8000万ユーロ(約105億円)をこのチームに投じてきた。パディ・ロウのサラリーも実質的には彼らが肩代わりしたのだが、バルセロナテストでの状況を見て、彼らはチームがあまり進歩していないことに不満を感じているらしい。
ロシアのSMP銀行は、ダラーラと提携してWEC世界耐久選手権チームを所有している。そして、次のステップとしてウイリアムズを買収して傘下に収め、F1に進出することを狙っているようだ。
最終的にどちらがウイリアムズの新オーナーになるかは、今年ふたりの若いドライバーのうち、どちらが優れたパフォーマンスを見せるかにも大きく左右されるだろう。その争いに敗れた方は、おそらく資金と共にウイリアムズを離れ、どこか別のチームへ行くことになるからだ。
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伝統ある開催地を次々と失う可能性
ドイツGPに続きスペインGPやイタリアGPも存続の危機
XPB Images
最悪の場合、F1はここ1〜2年の間に、複数の伝統ある開催地を失うことになるかもしれない。
シルバーストンは、すでに現契約の解約条項を発動させている。その主な狙いは、リバティ・メディアを相手に、従来よりも有利な条件で契約を結び直すことにあった。しかし、交渉が不調に終われば、同地でのイギリスGPは今年限りで終了する。
また、先週もお伝えしたように、ホッケンハイムの契約は2018年までだ。
ブラジルのサンパウロ市長は、インテルラゴス・サーキットを民間投資家に売却する意向を固めており、そうなった場合、ブラジルGPの開催継続が保証されるとは限らない。
カタロニア・サーキットも、2019年に現在の契約が切れた後、スペインGPの開催権料として毎年2300万ユーロ(約30億円)を払い続けるのは難しいと明言している。
モンツァは2019年までの契約を交わしている。だが、先日の総選挙の結果、イタリア政府が主催者への補助金支給を続けるのは、きわめて難しい状況になりそうだ。イタリアGPの主催者が政府の支援なしで必要な資金を集め、FOMと新たな契約を結ぶのは、過去の経緯から見るとまず不可能だろう。
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メルセデス代表がオコンを称賛する意味とは?
ボッタスの実力を引き出す近道か
XPB Images
トト・ウォルフは、バルテリ・ボッタスの実力を引き出す一番の早道は、彼のシートを狙うドライバーたちを称賛して、プレッシャーをかけることだと考えているらしい。
バルセロナでのテスト中に行われた複数のインタビューで、ウォルフはエステバン・オコンを手放しで褒め称え、オコンを『マイ・ボーイ』とまで呼んでいる。
「エステバン(・オコン)がまだ子供だった頃から、彼のレースを見てきた。それだけに、簡単には切れない深いつながりがあると感じている」
さらにウォルフは、こう語った。「今年、彼が乗るクルマのパフォーマンスがどうであれ、フォース・インディアのふたりのドライバーのうちでは、彼の方が速いだろうと確信している。そして、もし期待に応える活躍を見せてくれるならば、彼がトップチームに呼ばれるに相応しいドライバーであることは明らかだ。今後もエステバンからは目を離さないつもりだ」
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アロンソ、マクラーレン・ルノーへの愛情も長くは続かず
ピットに響くアロンソの叫び
XPB Images
フェルナンド・アロンソの新しいマクラーレン・ルノーに対する愛情は、やはり長くは続かなかったようだ。
プレシーズンテストの最終日、またしてもエンジントラブルに見舞われた彼は、「エンジンだ! たったの5周で! ありえない!」と大声でまくし立てながら、チームのガレージに戻ってきた。
ホンダのパワーユニットへの不満を、公然とぶちまけていた昨年までと全く同じようにだ…。
(Translation:Kenji Mizugaki)
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11/29(金) | フリー走行 | 22:30〜23:30 |
スプリント予選 | 26:30〜27:14 | |
11/30(日) | スプリント | 23:00〜24:00 |
予選 | 27:00〜 | |
12/1(日) | 決勝 | 25:00〜 |
※ラスベガスGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
※ラスベガスGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
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