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バトン「パワーサーキットのカナダを今年は恐れない」

2016年6月7日

 マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、パワーサーキットのカナダに恐れることなく立ち向かい、再びいい結果を手に入れたいと語った。


 モナコ決勝では混乱した状況をうまく利用して、フェルナンド・アロンソは5位を獲得、バトンも9位に入り、チームはダブル入賞を成し遂げた。


 しかしマクラーレン・ホンダのパッケージと相性がいいと予想されていたモナコで、満足いくパフォーマンスは見られず、パワーが重要なサーキット・ジル・ビルヌーブではより一層苦労するものと考えられている。


 昨年カナダGPでバトンはERSトラブルのため予選で走れず、アロンソは予選14位、ふたりとも決勝ではトラブルのためリタイアを喫している。


 しかしチームが空力面の開発とブレーキングの改善に務めてきたことで、今年はカナダをさほど恐れる必要はないとバトンは言う。


「カナダはカレンダー中、最も高速なサーキットの部類に入り、パワーがものをいう。でも僕らのシャシーの強みのひとつは、ヘビーブレーキング時の安定性の高さだから、このサーキットでは劣勢なのではないかと恐れるべきじゃない」とバトン。


「僕らはとても速いペースで開発を進めていて、パッケージ全体のパフォーマンスを改善していくため、皆が懸命に努力している。だから、モナコとは全く性格が異なるカナダでどういうパフォーマンスが見られるのか、楽しみなんだ」


「よく言っているように、僕はこのサーキットが大好きだ。2011年の優勝はキャリアの中で最高のひとつといっていい」


「本物のドライバーズサーキットで、マシンにもドライバーにもきついコースだ。天候にかかわらずすごいレースが見られることが多い。“ウォール・オブ・チャンピオンズ”を無事に抜けると、大仕事を達成したような気分だ。日曜には70回それができるといいね」


「モナコでは高い信頼性を確認できたし、クレージーなコンディションのなかで、フェルナンドも僕もミスなく走り切った。天候が何か驚くべき要素を投げかけ、コース上でうまく結果につなげられることを願っている」


 ホンダはパワーユニットのアップグレードをカナダで行うのではないかという推測も持ち上がっているが、現時点では状況は明らかになっていない。



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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