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“抜かれたくなさそうな雰囲気”だったローソン。僚友には勝利も、ライバル勢に逆転されレース後は笑顔なし/F1日本GP密着
2023年9月24日
F1第17戦日本GPの決勝レースで、無難なスタートを切った直後の1コーナー。1列前からスタートしていたアルファタウリのチームメイトの角田裕毅が、その前方で起きた接触事故によって出た土煙と破片を被った瞬間、イン側に走行ラインを変えたリアム・ローソンは、角田とサイド・バイ・サイドのまま1コーナーへ進入していった。
2コーナーで一旦角田の前に出たものの、S字で再び並びかけられる。ダンロップで並ばれ、デグナーのひとつ目のブレーキングで前に出るが、バトルはまだ続いた。スプーンの入口でアウトから並ばれたものの、ローソンは一歩も引かず、アウト側を走っていた角田を押し出す形でスプーンを脱出しようとしていたとき、セーフティカーが導入され、1周目のバトルはローソンが制する形で決着がついた。
「1周目はすごいバトルだった。彼は1コーナーで前に詰まったので、うまくかわすことができた。その後、かなり接近した戦いとなったけれど、とてもフェアなバトルだったと思う」
ローソンはそう振り返った。
ホンダ・レーシングの折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)は「鍔迫り合いしていても、ミスを犯さないところはさすが」と評価しながらも、今週末のローソンにこれまでの3戦とは違った側面も感じたと語った。
「今回は抜かれたくなさそうな雰囲気は出ていたと思います。チームメイトといえど、いやチームメイトだからこそかもしれませんが、すごく(角田を)意識していたように見えました」
なぜ、ローソンがチームメイトの母国で角田とそんなに熱いバトルを演じたのか。それはふたりが争っていたポジションがポイント圏内の最後の1席である10番手だったからだろう。
その後、5番手からスタートしていたセルジオ・ペレス(レッドブル)が1コーナーでの接触事故でマシンにダメージを負ってピットインしたため、ローソンのポジションは9番手に上がり、角田も10番手となった。しかし、セーフティカーが解除されて、再スタートが切られてからも、ピットストップごとにアルファタウリの2台のポジションは入れ替わり、最後のスティントでは1秒を切るチームメイト同士の戦いが再び繰り広げられた。
果たして、レースはローソンが0.885秒差で先にチェッカーフラッグを受けた。
しかし、レース後のローソンに笑顔はなかった。チームメイトに勝ったものの、アルピーヌ勢2台にピットストップ戦略で逆転され、スタートで先行されたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソのペースについて行くことができなかったからだ。
「フリー走行の時点ではロングランペースがよかったから、自信はあったんだけど、アルピーヌとアストンマーティンには逆転されたんだから、これからデータをチェックしたい」
そして、こう続けた。
「僕はどのグランプリでもチームのためにポイントを獲得しようと全力で戦う。今日はそれができた」
(autosport web)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |