最新記事
- アルファロメオとの契約を終了したザウバーF1...
- FIA、2024年に向けF1マシンへの“冷却スクープ...
- FIAがF1およびウォルフ夫妻の秘密保持違反の...
- F1が2024年スプリントのカレンダーを発表。初...
- F1パワートレイン事情:年間を通してPUトラブ...
- レッドブルF1代表、アルファタウリとの連携強...
- フェラーリF1、ルクレールと2029年末までの契...
- フェルスタッペンが将来のル・マン参戦に意欲...
- F1参戦に向けてドライバーを探すアウディ。現...
- 【中野信治のF1分析/第23戦】リザルト以上に...
- インディドライバーのパト・オワード、2025年...
- 【松田次生のF1目線】失敗が許されないメルセデス。初優勝飾れるか...
現世代F1マシンも、次第にオーバーテイクしづらい傾向に「今もDRSに頼らざるを得ない」とドライバーたち
2023年10月2日
2022年F1に大規模な技術レギュレーション変更が行われ、F1マシンのデザインコンセプトが大きく変えられた。狙いは、マシン同士のバトルを容易にすることであり、当初は効果が確認されたものの、2年目の今年、再び同じ問題に直面していると、ドライバーたちは述べている。
新世代F1マシンにおいては、ダウンフォースの大半を、ウイングとボディワークではなく、マシン底面から得ることに焦点が置かれた。グラウンドエフェクトマシンの狙いは、先行するマシンによる乱気流の影響を後続車が受けにくくすることにあった。この“ダーティエア”は、後ろを走るマシンのダウンフォースを最大50%減らす。ライバルに対してダウンフォースが半減するとなると、オーバーテイクは困難というより不可能だ。
マシン底面からダウンフォースを発生させることで、後続車が失うダウンフォースは15%から20%となる。昨シーズン序盤にドライバーたちは、他のマシンを追うこと、追い抜くことが、かなり楽になったと報告していた。
しかしそれから1年半経った今、問題が再発しているようだ。設計者たちは空力をある程度まで再調整し、それによりグラウンドエフェクトマシンでも、ライバルのすぐ後ろに続くマシンのダウンフォースが大きな影響を被ることになった。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、「マシンの効率がどんどん良くなり、ダウンフォースも増えていると思う。だから前のマシンについていくのが前より難しくなっているんだ。ストレートでのマシンの効率が向上している」と述べている。
昨年、グラウンドエフェクトマシンが導入された際、それがDRS(ドラッグ・リダクション・システム/ドラッグ削減システム)の終わりの始まりだと期待する向きもあった。DRSは、リヤウイングのフラップを開くことで、ドラッグが減って、最高速が伸び、前車をオーバーテイクしやすくするためのシステムだ。しかし現状、DRSをなくすことを考えられるほど、現世代のマシンはオーバーテイクがしやすいとはいえないようだ。
「DRSを減らすことが最善の方法ではないのは間違いない」とレッドブルのセルジオ・ペレスは言う。
「今のマシンは、前車についていくのが、より難しくなりつつある。むしろ、レースを向上させるためには、DRSがさらに必要な場所さえあるんだ」
フェラーリのカルロス・サインツは、「99%のコースでDRSが必要になると思うし、強力なDRSが必要だ」と述べた。
「マックスも言ったように、今年の初めから、F1マシンは、2021年や2020年の頃のように、前のマシンについていくのが難しくなっているからだ」
FIAはこの問題を認識しているが、すべてのチームが2024年のデザインコンセプトを確定させているため、2025年より前に空力レギュレーションが大きく変更されることはないだろう。
(Grandprix.com)
関連ニュース
11/24(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/25(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/26(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | マックス・フェルスタッペン | 575 |
2位 | セルジオ・ペレス | 285 |
3位 | ルイス・ハミルトン | 234 |
4位 | フェルナンド・アロンソ | 206 |
5位 | シャルル・ルクレール | 206 |
6位 | ランド・ノリス | 205 |
7位 | カルロス・サインツ | 200 |
8位 | ジョージ・ラッセル | 175 |
9位 | オスカー・ピアストリ | 97 |
10位 | ランス・ストロール | 74 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 860 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 409 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 406 |
4位 | マクラーレンF1チーム | 302 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 280 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 120 |
7位 | ウイリアムズ・レーシング | 28 |
8位 | スクーデリア・アルファタウリ | 25 |
9位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 16 |
10位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 12 |

第19戦 | アメリカGP | 10/22 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/29 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/5 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/18 |
第23戦 | アブダビGP | 11/26 |

