F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:アルピーヌのチーム再編に衝撃。ベネトン時代からチームを支えた大ベテラン、パーメインも離脱

2023年7月29日

 7月28日のF1第13戦ベルギーGPフリー走行1回目が終了した直後、アルピーヌがチーム代表のオットマー・サフナウアーとスポーツディレクターであるアラン・パーメインという首脳陣ふたりを事実上、解任したことを発表した。


 この解任はそう遠くないタイミングで行われることは衆目の一致するところだった。というのも、アルピーヌは今年のイギリスGP後から組織の体制変更を始めていたからだ。


 まずブルーノ・ファミンをアルピーヌ・モータースポーツの副社長に昇進させ、アルピーヌF1チームを含む同社のモータースポーツ活動のすべてを指揮させることにした。


 ファミンは、2012年から2019年までプジョー・スポーツのディレクターとしてラリークロスやダカールなどで勝利を手にしてきた人物で、2019年から2022年2月までは国際自動車連盟(FIA)でオペレーション・ディレクターとスポーツ事務次長を務め、2022年3月にアルピーヌ・レーシングのエグゼクティブ・ディレクターに就任していた。


 ファミンが加入した直後に、今度はCEOがローラン・ロッシからフィリップ・クリーフに交代。クリーフはミシュランやフィアット・グループなどでモータースポーツ部門の豊富な経験を積んできた人物で、2016年にはフェラーリのエンジニアリングディレクターとして活躍した後、今年2月にアルピーヌのエンジニアリング・プロダクトパフォーマンス担当副社長として入社していた。


 そして、ベルギーGPでサフナウアーとパーメインが解任された。


 ハンガリーGPのパドックではすでにサフナウアーの解任の噂はあがっていたが、今回の発表でメディアが衝撃を受けたのはパーメインの解任だった。というのも、パーメインは1989年にエレクトロニクスエンジニアとして、アルピーヌの前身であるベネトンでF1活動をスタートした生え抜きのベテランだったからだ。2007年にチーフエンジニアとなったパーメインは、2012年にはスポーティングディレクターに昇格。他チームとの情報交換やFIAとの交渉、さらにリクルート活動など、チームにとってなくてはならない人物だっただけに、今回の決定はメディアだけでなく、チームに与えた衝撃も大きいはずだ。


 じつは、ハンガリーGPが行われていたハンガロリンクのパドックで、ファミンがパーメインと真剣な表情で立ち話をしていた。エンジニアリングルームやモーターホームでは話すことができないために、パドックで立ち話するしかなかったのだろう。

F1 Topic
ハンガロリンクのパドックで立ち話をするアラン・パーメイン(左)とブルーノ・ファミン(右)


 この再編成とは別に、同じ日にアルピーヌはチーフテクニカルオフィサーを務めていたパット・フライがチームを離れ、ウイリアムズへ移籍することが発表された。


  記者会見でファミンは、自らが代表の座を引き継ぎ、ジュリアン・ローズがスポーテイングディレクターに就く予定だと語っているが、パドックの噂ではフェラーリを離脱したマッティア・ビノットの名前も出ており、アルピーヌを巡るスタッフの出入りは今後もしばらく続きそうだ。



(Masahiro Owari)




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン255
2位ランド・ノリス171
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ146
5位オスカー・ピアストリ124
6位セルジオ・ペレス118
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン110
9位フェルナンド・アロンソ45
10位ランス・ストロール23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング373
2位スクーデリア・フェラーリ302
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム295
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム221
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム68
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム31
7位マネーグラム・ハースF1チーム27
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング4
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号