アストンマーティンF1、アロンソとの2025年以降の契約延長を望む「彼は驚きの存在であり素晴らしいチームプレーヤー」
2023年12月8日
アストンマーティンF1チーム代表のマイク・クラックは、2023年にチームに加入したフェルナンド・アロンソのシーズンを振り返り、彼を称賛するとともに、2025年以降に契約を延長したい考えであることを明かした。
アロンソがF1ドライバーとして極めて優秀であることは明らかだが、過去にチームメンバーとの間で不和が生じたことが何度かあるため、アストンマーティンにおいても時間の経過とともに火花が散ることが予想されていた。しかしチーム、そしてチームオーナーのローレンス・ストロール、その息子でドライバーのランスとの関係は非常に調和的で、今のところ問題は持ち上がっていないようだ。
クラックは、アロンソについて「我々チームは、彼が加入した初日から、今日にいたるまで、彼に常に驚かされている」と語った。
「正直言って、最初のころ、私は『今はハネムーンの時期のようなものだ』と考えていた。しかし我々はその状態を保ち、ハネムーンの時期をここまで延長することができている。そのことを非常にうれしく思う」
「彼は素晴らしいチームプレーヤーであり、困難な時にも常に建設的な人物だ。マシンの競争力が高かった時、というか、比較的競争力が高かった時期には、建設的な姿勢を保つのは容易だったろう。だが、その後、たとえばメキシコGPで真の美点が明らかになった」
アストンマーティンは、アメリカGPでアップグレードを入れた後も調子が上向かず、次のメキシコGPではシーズン2回目のノーポイントに終わった。
「ドライバーふたりが、マイクに向かってチームを罵倒し、チームと敵対するようなことがあってもおかしくはなかった。そうするのが当然のことだったかもしれないとも思う」とクラックは言う。
「だが、そういう(困難な)時期に、ふたりがチームプレーヤーとしての真の資質を持ち合わせていることが明らかになった」
「私にとっては、あの時期にチームが団結することができたことが、今シーズンのハイライトのひとうだ」
アロンソとアストンマーティンとの現契約は、2024年末までとなっている。現在アロンソは現役最年長の42歳だが、クラック代表は契約を延長することを望んでいる。
アロンソを2025年以降にも残留させたいと考えているかと聞かれたクラックは「間違いなく、答えは『イエス』だ」と述べた。「私は(彼の年齢のことは)心配していない」
アロンソは2023年に8回表彰台を獲得し、ドライバーズ選手権で4位を獲得した。
(Grandprix.com)
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