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【角田裕毅F1第8戦分析】Q2で自己ベスト更新もタイム抹消。入賞に向け、後方からタイヤマネージメントで挽回できるか

2023年6月4日

 予選前に降った雨は上がったが、路面はまだ完全に乾き切っておらず、再び雨が降る可能性も考えられるなかで始まったF1第8戦スペインGPの公式予選。最初にコースインしたのは角田裕毅(アルファタウリ)だった。


 しかし、ほかのドライバーたちが乾き切っていない路面に足をすくわれたように、角田もコースインした直後にスピンを喫した。

【角田裕毅F1第8戦分析】
2023年F1第8戦スペインGP予選 コースに出る角田裕毅(アルファタウリ)


 マシンに大きなダメージを与えることなくピットインした角田は、タイヤを履き替えて、2度目のコースイン。このアタックで1分13秒862をマークして、14番手でQ1を突破した。


 Q3進出を賭けたQ2の最後のアタック。セクター1を自己ベストの21秒830で通過した角田は、セクター2とセクター3でも自己ベストを更新する走りでまとめ上げ、1分13秒316をマークした。


 残念ながら、その時点で角田のタイムは11番手で、Q3に進出することはできなかった。だが、その直後、角田は11番手のポジションを失う。最後のアタックで角田は5コーナーで外側に4輪をはみ出し、トラックリミット違反を犯していたからだ。


 これにより、自己ベストの1分13秒316は抹消され、Q2の最初のアタックで記録していた2番目のタイムが正式結果となり、角田の予選順位は15番手となった。

【角田裕毅F1第8戦分析】
2023年F1第8戦スペインGP 角田裕毅(アルファタウリ)


 中団争いは激しいだけに、ポイント獲得を目指す角田にとっては、自己ベストタイム抹消による15番手への降格は痛かった。


「チームがいい仕事をしてくれたのに、タイムが抹消され、本当にガッカリ」(角田)


 確かに、オーバーテイクが難しいカタロニア・サーキットで15番手スタートから入賞するのは簡単なことではない。しかし、そのカタロニア・サーキットで角田は昨年、13番手からスタートして10位入賞を果たしている。


 今年のカタロニア・サーキットは最終コーナー手前にあったシケインがなくなり、左フロントタイヤへの負担が大きくなり、レースはそのタイヤマネージメントが重要となる。


 今年の角田はこのタイヤマネージメントで日曜日に挽回するレースを何度も見せてきた。得意のロングランで今年もポイントを目指してほしい。



(Masahiro Owari)




レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

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4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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