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FIAが2023年F1レギュレーション変更点を発表。物議を醸したポイント規則が修正、冬季シャットダウン期間が導入へ

2023年2月22日

 F1コミッションが2月21日、2023年最初の会合を実施、シーズン開幕を前に、規則の変更点等について協議し、承認を行った。このなかで、2022年F1日本GP後に発覚したポイント規則の不備を修正すること、新たに冬季シャットダウン期間を設けることなどが発表された。


 今回の会議ではF1の会長およびCEOであるステファノ・ドメニカリと、FIAシングルシーターディレクターに新たに任命されたニコラス・トンバジスが議長を務めた。


 FIAは、この会議での主な議題と決定事項の概要を以下のように説明した。


■新ウエットウェザータイヤの導入と“ウエットウェザー・パッケージ”のテスト
 ピレリは、新仕様のウエットタイヤを開発、従来より大幅にパフォーマンスを改善、タイヤブランケットを必要としないもので、このタイヤ構造は第6戦エミリア・ロマーニャGPから使用可能になる。F1コミッションはタイヤの仕様への変更を承認した。


 また、“ウエットウェザー・パッケージ”のコース上でのテストが「2023年の第2四半期か第3四半期」に計画されていることも明らかになった。ドライバーたちが新世代マシンでの雨中の視界悪化を訴えていることから、昨年11月に行われたF1コミッション会合において、ホイールを覆う標準パーツ(ホイールアーチ)を導入して水しぶきを抑えるという案について検討されていることが発表されていた。


■チームとドライバー間の無線
 競技中の無線メッセージの規制を緩和する提案を承認。


■スプリントフォーマット時のパルクフェルメ規則の変更
 スプリントフォーマットでのグランプリ中のFIAスタッフの作業負担を軽減するため、スプリント制の週末には、破損しやすいものを対象に、変更可能なコンポーネントの範囲を拡大、自己申告のパルクフェルメフォームの使用範囲を拡大するという改訂が承認された。


■サーキット変更の確認とDRSゾーンの変更
 今シーズンに向け、サウジアラビア、アゼルバイジャン、マイアミ、ザントフォールト、カタールのサーキット変更を確認。サウジアラビアには、コーナー進入時の視界を改善するため、大幅な変更が加えられた。アゼルバイジャンとマイアミでは、全面的なコースの再舗装が行われる。ザントフォールトでは、ピットストップ位置の間隔が1.5m拡大され、カタールでは、ピットビルディングとパドックのインフラが新たに建設される。


 また、FIAは2022年のDRSゾーンの分析結果から、オーバーテイクをより容易にするか、逆により困難にするため、今シーズンに向けて変更を行う。対象はバーレーン、ジェッダ、メルボルン、バクー、マイアミで、DRSディテクションポイントとアクティベーションゾーンの調整が行われ、メルボルンでは4番目のアクティベーションゾーンが導入される。

ジェッダ・コーニッシュ・サーキット
ジェッダ・コーニッシュ・サーキット

■競技、技術、財務レギュレーションに小変更
 2023年レギュレーションへの小規模な変更が全会一致で承認された。今回明らかにされた点は以下のとおり。
・競技者およびPUマニュファクチャラー両方への冬季シャットダウン期間の導入
・レース短縮の場合のポイント削減について記す規則文言の変更
・チームとPUマニュファクチャラーが財務規則を順守しているかどうかの取り締まりを行うにあたり、FIA監査チームのファクトリーへのアクセスをより容易にするための規則文言の変更
・21戦を超えるレース数に関するコストキャップ上限額の調整において合意。よりコストがかかるフライアウェイが追加される傾向にあるため、調整額は1戦あたり120万ドル(約1億6000万円)から180万ドル(約2億4000万円)に引き上げ。


 決勝が短縮された場合のポイント減算規則については、2022年日本GP決勝が悪天候のため短縮して行われた後、レギュレーションの不備が発覚したことを受けて、文言が変更された。日本GPは予定されていた53周が28周に短縮されたにもかかわらず、レギュレーション上で、ポイント減算が行われるのは「レースが中断され、再開できなかった場合」と記されていたため、レースが再開された日本GPではフルポイントが付与された。この規則の文言は問題視され、FIAは変更することを明らかにしていた。



(autosport web)




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