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“まさか”の結末。FE開幕戦・北京 決勝レポート

2014年9月13日

 こんな結果が待っていると、誰が想像しただろうか? 中盤以降、トップを争っていたニコラス・プロスト(e.ダムス)とニック・ハイドフェルド(ヴェンチュリ)が、最終周の最終コーナーで接触。両者はマシンを大破させ、その場にストップ。3番手を走っていたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・アプト)が優勝を決めた、実に劇的な幕切れだった。

 予定時刻より6分遅れでフォーメーションラップがスタート。最後尾スタートのヤルノ・トゥルーリ(トゥルーリ)など、数台が出遅れたが、ピットレーンからスタートしたホー-ピン・タン(チャイナ)以外の全車が、なんとかフォーメーションラップを周回する。先導するセーフティカーのBMW i8を含め、非常にゆっくりとしたペースだ。

 スタートはF1などと同じくスタンディングスタート。ブラックアウトと同時に発進する方式だ。スタートは全車が綺麗に走り出したように見えたが、最後尾のトゥルーリはまたも走り出すことができない。

 今回はメディアセンターのモニターで観戦していたが、音は実に静か。スタートしたのが、ほとんど分からないほどだった。しかも、DJが手掛けるクラブ系の音楽が終始鳴り響き、サーキットの喧騒を演出している。これまでには経験したことのない、近未来的な雰囲気である。





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