「今日の一枚」可夢偉がいないと張り合いがない！

熱田護カメラマンが切り取る、魅惑のF1ワールド

ベルギーGPの第1回目は、やはり残念な可夢偉選手の不在、そしてベルギーで一躍注目を浴びたロッテラー選手についてです。熱田カメラマンの熱い想い写真と、その写真にまつわるコメントをお楽しみ下さい

◇◇◇

今シーズン初のアップデートパーツが入ったケータハムのマシン
しかし、結局一番遅い事に変化なし……カッコ良くはなったけどね。。。

熱田護

中嶋一貴選手が、ロッテラー選手を応援する内容をブログに上げていて、ケータハムのマシンを「腐っても鯛」と表現していました
F1は、レーシングドライバーであれば誰でも夢見る世界です
いつの時代でも、お金を払えば乗せてくれるチームが存在しました
ここスパでも、ケータハムとマルシアが財政難から資金が必要となり
ドライバーに持参金付きでのオファーを出しているわけです
「腐っても鯛」の状況でも、乗ってみたいという世界なのです

熱田護

ロッテラー選手、走り初めは20位のタイムで1分54秒093タイムを計測した最下位です
エリクソン選手は、1分54秒050。コンマ04秒ほどの差です
初めて乗ったマシンで立派だと思います

熱田護

ヘルメットのてっぺんには、日の丸に「希望」です
見ての通り、日本をものすごく意識したカラーリングです
日本で活躍している時間が長いからという理由ですけれど、コメントでも、今回の参戦は可夢偉選手には申し訳ないと発言してみたりして、気を使っています
が、どうでしょう、仮にあなたがレーシングドライバーをやっていて、お金も貯められていて、知り合いから、○億円持って来たらうちのF1でレースさせてあげますよ……ってオファーがあって、年齢も32歳とかだったら、最後のチャンスとして思い切って、「で、出ます!!!」って言いませんか???
F1でレースをすれば、その後のレース人生にも箔が付くし、なにより憧れの世界に入れるというチャンスです
だから、せっかくだから頑張って欲しいと思います
楽しんで欲しいとも思います

熱田護

コリン･コレス（右）さん

この人がオファーした人。。。
ただ者ではない雰囲気がプンプンしています

可夢偉選手も、当然マシンのアップデートに期待していたと思いますし、それを試せなくなってしまって気になっていると思います
腐った鯛を改良したものの、鱗はキラキラには成らなかったかもしれません……
マルシャのビアンキ選手と、エリクソン選手のタイム差は練習走行で1秒3程度……かえって遅くなってはいませんよね???

モンツァでは可夢偉選手がコクピットに戻って来る事を期待したいです！
だって、張り合いがないもの……

熱田護

◇◇◇

熱田 護（あつた・まもる）1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランス としてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。一件、強面のような体型＆ビジュアルだが、実は心優しい性格……だとか。現在では日本人 で唯一、F1全戦をカバー。

ブログ：F1撮影旅日記とあれこれ　http://kz1000mk2.at.webry.info

ホームページ：Mamoru Atsuta Photography　http://www.mamoru-atsuta.com

• -
  ツイート
• 0
  シェア