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エフワン見聞録:ホンダ会見出席に見るFIAの覚悟

2014年4月24日

LAT

 先日行われた中国GP。金曜日に行われる恒例のFIA記者会見にホンダの新井康久F1プロジェクトリーダーが呼ばれ、集まった記者の質問に答えた。

 ホンダがF1に参戦することを発表したのは昨年のこと。参戦は2015年からということだった。つまり、現在ホンダはまだF1に参戦していない。F1に参戦していない自動車メーカーやチームの関係者がFIAの公式記者会見に参加するのは非常に珍しい。おそらく初めてだろう。FIAにそのことを尋ねると、担当者も「おそらく初めてだろう、少なくとも私が担当になってからは初めてだ」と答えてくれた。この会見にはホンダ新井氏の他に、ルノー、メルセデス、フェラーリといった自動車メーカーの技術担当が顔を揃えた。

 ホンダ新井氏以外にもうひとり異例の人物が会見に登場していた。FIAのF1担当責任者であるチャーリー・ホワイティングその人だ。F1におけるFIAの記者会見は、参加チームや参加ドライバーが主役であり、FIAはその会見を取り仕切るだけというのが通例。そこに本家本元のご主人が登場したのだから、これは裏があると読んで当然だろう。その裏とは……今年FIAが行ったレギュレーション変更に対する自己弁護と、その新レギュレーションが自動車メーカーに支持されていることを示すジェスチャーである。


 F1は今年からパワーユニットが小排気量ガソリンエンジン+ターボチャージャー+エネルギー回生システムになった。このこと自体は世の中の流れにF1が敏感であったということで、メディアも支持こそすれ反対の声は上げなかった。それでも、FIAはこの変革により強力なサポートが必要だと考えたのだろう。そこで、現在F1に参加しているメーカーはもとより、まだ参戦しておらず来年からの参戦を公表しているホンダにも登場してもらい、彼らがなぜF1に帰って来ようとしているかを語らせたのである。

 ホンダ新井氏はその会見で、まさにFIAが求めていた模範的回答を口にした。「この新しいレギュレーションが施行されなかったらホンダはF1に帰ってこなかった。ホンダの復帰にはこの新レギュレーションが必要だった」と。
 その答えに嘘はないし、自動車メーカーとしては環境が求めるクルマ(のパワーユニット)の開発は必須事項。その開発がF1などの厳しいレギュレーション下で行われることで、加速したり幅を広げたりする可能性は大きいはずだ。




レース

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