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【今宮純F1プレ】4ランクの戦い&あっと驚きも
2014年3月11日
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201403/80751.jpg?sw=640)
完走ワースト8台―
開幕戦メルボルン・オーストラリアGPで2008年、2002年、1999年にはこれしか生き残れなかった。“2014年大革命初戦”は天候変化が予測され、温度が上昇すればタフ、涼しければホッと一息、雨がらみになれば超サバイバルゲームとなるだろう。新ピレリ・ウエットを誰もテストできていないからだ。
流転するレギュレーション。1989年「ターボ禁止/3.5ℓ・NA回帰」、さらにその23年前の1966年「排気量2倍化3ℓ」エンジンへの大変更。今年はご存知のように小さな1.6ℓ・V6エンジンに5つの新規システムを装備、複雑なエネルギー回生ユニットによって820馬力(推定)を目指す。分かりやすくいえばMGU-K(回生ブレーキ)で昨年1周6.7秒間80馬力プラスが、33.3秒間160馬力のプラスが可能になる。
MGU-H(排気熱による発電)は無制限でここがポイント。ERS(エネルギー・リカバリーシステム)はエネルギー貯蔵装置(バッテリー)で急速充電&放電を繰り返すため、熱対策が重要。ひとつのターボは80年代ほど過給圧を上げられず、1レースで昨年3分の2の130ℓ(100Kg)燃料しか使えない。CE(カスタマー・エンジニアリングセクション)は制御エレクトロニクス、パワーユニット全体を常時管理する頭脳。たとえれば“投資(燃料/空気)”を有効に節約し、“経費(ロス)”を抑えて、賢く今まで以上の利益を狙わなければならない。
難しい。だから12日間限りのオフ開発テスト情況は異常事態になった。最近は1チーム5000km、全チーム合計5万kmを実走して本番に備えたが、今年はなんと25%減、かろうじて4900km走れたメルセデス、V4王者レッドブルはマシン過熱に苦しみ、その3分の1の走行距離だ。
テスト終了時点の情勢を多角的にチェックしてみよう。トップタイムをマークしたのはメルセデス、フォースインディア、マクラーレンが3日ずつ。トップロング周回はウイリアムズ、フェラーリが3日ずつでケータハムも1日あった。速さと信頼性の指標データを読むには、へレス〜バーレーン1〜バーレーン2の4日間×3回テストの“最終日”に注目したい。そこで総仕上げを行い、パワーユニット・フルシステムを作動させるからだ。ここで速く長距離走破を“両立”できたチームは前進、遅く周回数が少ないチームは停滞……。
へレス1月31日最速フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)、最長周回フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。バーレーン2月22日最速ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、最長周回もロズベルグ。3月2日バーレーン最速ルイス・ハミルトン(メルセデス)、最長周回バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)。この結果から順調にリードしてきたのは2〜3チームと言える。
さらに精査しよう。メルセデスは最終テスト・ラスト2日早朝に“深夜交代制スタッフ”がトラブルを発見、修復に数時間かかった。開幕バージョンに不具合が起きた可能性は否定できない。躍進ウイリアムズは6日に新ビッグスポンサー・マルティーニ発表、それに合わせるかのようにテストの好調をアピール(政治的に?)。好タイム連発もいつもいいコンディション、路面状態でこそ記録できた。これはちょっと気になる事実だ。
最終テスト後、例年以上に全チームが開幕バージョン追い込み開発に邁進した。その伸びしろ、本番アップデート効果は現地金曜12時30分のFP1から暴露されるが、こうしてチェックすると完全なる予測は難しくても、直前戦力図の輪郭はこうだ。
Aランク=メルセデス、ウイリアムズ、フォースインディア
Bランク=フェラーリ、マクラーレン、レッドブル
Cランク=ザウバー、トロロッソ
Dランク=ケータハム、マルシア、ロータス。
注視すべきはレッドブル、RB10シャシーそのものはコーナー最速で熱対策次第いかんで上昇も。ロータスE22も初期トラブル克服できればカーバランスは〇。ドライビングでは中堅ロズベルグ、若手セルジオ・ペレス、ニコ・ヒュルケンベルグのフォースインディア陣営、王者ハミルトン、アロンソ、キミ・ライコネン(フェラーリ)、そしてセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に注目。栄光後の苦境から脱出なるかV4王者、あっと驚く最初のエンディングもありうる。
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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