最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
見えてきた新タイヤコンパウンドの性能差
2014年3月3日
LAT
レビュー - 2014年Formula One公式テストバーレーン(2月27-3月2日)
ハードとミディアム間、ミディアムとソフト間の性能差が拡大
バーレーンでは、デグラデーションが低下、ブリスターは発生せず、グレイニングはごくわずか
2014年3月2日、バーレーン
各チームは、バーレーンでの最後の4日間テストを通して、ピレリの新型コンパウンドの評価を完了することができました。テスト最終日の今日は、今シーズンのグランプリ開幕戦のちょうど2週間前となり、多くのチームが予選とレースのシミュレーションに集中していました。
最終テストの結果は、ハードとミディアム間およびミディアムとソフト間の性能差が拡大したことを示しました。この2つの組み合わせは、開幕4戦で使用されるものです。したがって、各チームがレースの見通しを高めるための興味深い戦略を構築する範囲が広がると思われます。
2014年型P Zeroタイヤレンジの特性は、バーレーンで期待通りのものとなり、昨年と同等の性能を見せながらもデグラデーションは低下しました。ブリスターは発生せず、グレイニングはごくわずかに見られ、ここまでのところ、広範囲のコンディションにおける最新型コンパウンドの性能が明確に示されました。また、トレッドの摩耗レベルも減少しました。
Sutton
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「ヘレスでの雨からバーレーンでの25°Cを超える気温まで、多彩なコンディション下での2014年型タイヤの走行を経験し、3回のプレシーズンテストを通して得られた情報によって、今シーズン開幕用のタイヤ選択を行うことができました。ここまでで言えることは、2014年型タイヤは、性能を妥協することなく、昨年のタイヤよりも一貫性があり摩耗が少ないということです。また、我々はもうひとつの目標であるトラック上の“マーブル”の削減に向けても前進しています。ミディアムとソフトは、オーストラリア、バーレーン、中国で予想されるレースコンディションに適応し、我々が期待する性能とマシンあたり2〜3回のピットストップとの良好なバランスを提供するでしょう。より粗い路面で暑いコンディションのマレーシアには、昨年同様、ハードとミディアムを選択しました」
テストの概要:
予想通り、バーレーンでの最終プレシーズンテストで、各チームはこれまでで最も多くの走行を行いました。合計では、1日目に762周、2日目に868周、3日目に803周、4日目に874周の走行が見られました。したがって、4日間で合計3307周を走行したことになります。前回のバーレーンテストでは、合計2322周の走行でした。
Sutton
バーレーンでのテストで、各チームにはマシンあたり最大30セットのタイヤが供給されました。うち22セットをピレリが選択し、各チームが残りの8セットを事前に選択することができました。各チームには、2014年のテスト用として、合計135セットのタイヤが供給されます。
2回目のバーレーンテストで見られたコンパウンド間の性能差の概要は下記の通りです。
スーパーソフトはソフトよりもラップあたり約0.7秒速い
ソフトはミディアムよりもラップあたり約1.3〜1.5秒速い
ミディアムはハードよりもラップあたり約1.3〜1.5秒速い
これらのギャップは、各チームがシーズン中にタイヤの理解度を深めることによって短縮されると予測されます。
テストの概要その2:
今年、ここまでのテストでの総走行距離は、ヘレスと2回のバーレーンでのテストを合計して7、099周、36、974kmです。昨年の同時期、ヘレスと2回のバルセロナでのプレシーズンテストでは、合計10、902周、49、942kmを走行していました。
Sutton
ウィリアムズのフェリペ・マッサが、今回のバーレーンテストでの最速タイム1分33秒258を土曜日にP Zeroレッド・スーパーソフトで記録しました。比較として、先週行われた前回のバーレーンテストでの最速タイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグによる1分33秒283でした。昨年のバーレーングランプリ決勝のファステストラップは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルによる1分36秒961でした。昨年のバーレーングランプリのポールタイムは、ロズベルグによる1分32秒330でした。
今回のバーレーンテストで最多周回を走行したドライバーは、236周を走行したウィリアムズのバルテッリ・ボッタスでした。2番手は、213周を走行したフォース・インディアのセルジオ・ペレスでした。
テストの数値:
■バーレーンに持ち込まれたタイヤ総数:341セット(1、364本)
・スーパーソフト:14セット
・ソフト:61セット
・ミディアム:139セット
・ハード:94セット
・“winter”ハード:28セット
・インターミディエイト:3セット
・フルウェット:2セット
■バーレーンで使用されたタイヤ総数:319セット
・スーパーソフト:31セット
・ソフト:83セット
・ミディアム:172セット
・ハード:30セット
・“winter”ハード:3セット
・インターミディエイト:0セット
・フルウェット:0セット
■最多周回数
・スーパーソフト:19周
・ソフト:22周
・ミディアム:24周
・ハード:18周
・“winter”ハード:2周
・インターミディエイト:0周
・フルウェット:0周
・4日間を通した最高/最低気温:30°C/22°C
・4日間を通した最高/最低路面温度:39°C/25°C
(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)
レビュー - 2014年Formula One公式テストバーレーン(2月27-3月2日)
ハードとミディアム間、ミディアムとソフト間の性能差が拡大
バーレーンでは、デグラデーションが低下、ブリスターは発生せず、グレイニングはごくわずか
2014年3月2日、バーレーン
各チームは、バーレーンでの最後の4日間テストを通して、ピレリの新型コンパウンドの評価を完了することができました。テスト最終日の今日は、今シーズンのグランプリ開幕戦のちょうど2週間前となり、多くのチームが予選とレースのシミュレーションに集中していました。
最終テストの結果は、ハードとミディアム間およびミディアムとソフト間の性能差が拡大したことを示しました。この2つの組み合わせは、開幕4戦で使用されるものです。したがって、各チームがレースの見通しを高めるための興味深い戦略を構築する範囲が広がると思われます。
2014年型P Zeroタイヤレンジの特性は、バーレーンで期待通りのものとなり、昨年と同等の性能を見せながらもデグラデーションは低下しました。ブリスターは発生せず、グレイニングはごくわずかに見られ、ここまでのところ、広範囲のコンディションにおける最新型コンパウンドの性能が明確に示されました。また、トレッドの摩耗レベルも減少しました。
Sutton
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「ヘレスでの雨からバーレーンでの25°Cを超える気温まで、多彩なコンディション下での2014年型タイヤの走行を経験し、3回のプレシーズンテストを通して得られた情報によって、今シーズン開幕用のタイヤ選択を行うことができました。ここまでで言えることは、2014年型タイヤは、性能を妥協することなく、昨年のタイヤよりも一貫性があり摩耗が少ないということです。また、我々はもうひとつの目標であるトラック上の“マーブル”の削減に向けても前進しています。ミディアムとソフトは、オーストラリア、バーレーン、中国で予想されるレースコンディションに適応し、我々が期待する性能とマシンあたり2〜3回のピットストップとの良好なバランスを提供するでしょう。より粗い路面で暑いコンディションのマレーシアには、昨年同様、ハードとミディアムを選択しました」
テストの概要:
予想通り、バーレーンでの最終プレシーズンテストで、各チームはこれまでで最も多くの走行を行いました。合計では、1日目に762周、2日目に868周、3日目に803周、4日目に874周の走行が見られました。したがって、4日間で合計3307周を走行したことになります。前回のバーレーンテストでは、合計2322周の走行でした。
Sutton
バーレーンでのテストで、各チームにはマシンあたり最大30セットのタイヤが供給されました。うち22セットをピレリが選択し、各チームが残りの8セットを事前に選択することができました。各チームには、2014年のテスト用として、合計135セットのタイヤが供給されます。
2回目のバーレーンテストで見られたコンパウンド間の性能差の概要は下記の通りです。
スーパーソフトはソフトよりもラップあたり約0.7秒速い
ソフトはミディアムよりもラップあたり約1.3〜1.5秒速い
ミディアムはハードよりもラップあたり約1.3〜1.5秒速い
これらのギャップは、各チームがシーズン中にタイヤの理解度を深めることによって短縮されると予測されます。
テストの概要その2:
今年、ここまでのテストでの総走行距離は、ヘレスと2回のバーレーンでのテストを合計して7、099周、36、974kmです。昨年の同時期、ヘレスと2回のバルセロナでのプレシーズンテストでは、合計10、902周、49、942kmを走行していました。
Sutton
ウィリアムズのフェリペ・マッサが、今回のバーレーンテストでの最速タイム1分33秒258を土曜日にP Zeroレッド・スーパーソフトで記録しました。比較として、先週行われた前回のバーレーンテストでの最速タイムは、メルセデスのニコ・ロズベルグによる1分33秒283でした。昨年のバーレーングランプリ決勝のファステストラップは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルによる1分36秒961でした。昨年のバーレーングランプリのポールタイムは、ロズベルグによる1分32秒330でした。
今回のバーレーンテストで最多周回を走行したドライバーは、236周を走行したウィリアムズのバルテッリ・ボッタスでした。2番手は、213周を走行したフォース・インディアのセルジオ・ペレスでした。
テストの数値:
■バーレーンに持ち込まれたタイヤ総数:341セット(1、364本)
・スーパーソフト:14セット
・ソフト:61セット
・ミディアム:139セット
・ハード:94セット
・“winter”ハード:28セット
・インターミディエイト:3セット
・フルウェット:2セット
■バーレーンで使用されたタイヤ総数:319セット
・スーパーソフト:31セット
・ソフト:83セット
・ミディアム:172セット
・ハード:30セット
・“winter”ハード:3セット
・インターミディエイト:0セット
・フルウェット:0セット
■最多周回数
・スーパーソフト:19周
・ソフト:22周
・ミディアム:24周
・ハード:18周
・“winter”ハード:2周
・インターミディエイト:0周
・フルウェット:0周
・4日間を通した最高/最低気温:30°C/22°C
・4日間を通した最高/最低路面温度:39°C/25°C
(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |