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レッドブル&HRC密着:楽勝ではなかったフェルスタッペン。冷却性能の低下、タイヤのグリップに不安を抱えた決勝レース
2023年6月19日
結果だけを見れば、F1第9戦カナダGPはレッドブル・ホンダRBPTとマックス・フェルスタッペンの完勝だった。
今シーズンここまで5勝を挙げ、第5戦マイアミGPから3連勝でモントリオールに乗り込んできたフェルスタッペンは土曜日の予選でポールポジションを獲得。スタート直後/1コーナーを制した後、一度もトップの座を明け渡すことなく、完璧なポール・トゥ・ウインを飾った。
確かにこの勝利は完勝だったが、決して楽勝ではなかった。
たとえば、11周目にフェルスタッペンは「鳥にぶつかったようだ」とチームに無線を入れた。クリスチャン・ホーナー代表によれば、「ぶつかったのは右フロントブレーキダクトで、冷却性能の低下がレースに影響しないかどうか不安だった」と言う。
さらに例年よりも涼しいコンディションのなかで行われたため、「タイヤのウォームアップに苦労し、なかなか適正な作動温度領域に入れられず、本来のグリップ力を得ることができない」(フェルスタッペン)なかで70周のレースを走り切った。
この勝利でフェルスタッペンは自身通算41勝目となり、あの伝説のドライバー、アイルトン・セナの記録に並んだ。
「カートに乗っていた幼いころから、F1ドライバーになることを夢見ていたけど、まさかこれほど多くのレースに勝つなんて想像もしていなかった。しかも、アイルトン・セナと並ぶなんて信じられないし、本当に誇りに思う」(フェルスタッペン)
レッドブルにとってもこの1勝はチームの通算100勝目となる記念すべき勝利だった。レッドブルの優勝記録は歴代5位で、レッドブルより上位にいるのはフェラーリ(242勝)、マクラーレン(183勝)、メルセデス(125勝)、ウイリアムズ(114勝)の4チームのみ。
「この勝利をファクトリーで懸命に働いているすべての人々と祝いたい」(ホーナー)
さらにこの勝利で開幕から8連勝となり、2019年のメルセデスの記録にも並んだ。開幕からの連勝記録でこれより上にあるのは、1988年のマクラーレン・ホンダの11連勝。7月からの4戦は、ホンダにとって、偉大な先輩たちが残した記録を目指す戦いとなる。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |