初開催なので恒例のサーキット・ウォークを@ヨーロッパGP現地情報
2016年6月18日
カナダからバクーへの連戦。日本からの取材陣にとっては、とにかくハードな移動となりました。しかし、今週は初開催ということで、ぐったりしてはいられません。現地より、ジャーナリストの尾張さんが、ぐるっとレポート。その前に、なぜかヨーロッパGP大使を務めるフェルナンド・アロンソさんから……。
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アゼルバイジャンって、どこ? バクーって何? という人のための、アゼルバイジャンのバクーで開催されているヨーロッパGP講座。1回目は、なんといっても初開催の舞台となる「バクー・シティ・サーキット」を紹介しましょう。
まずホームストレートから1コーナーを望みます。正面左手に建っているビルは「マリオット・ホテル」。コースの外側にありますが、ブリッジが目の前にあるので、事実上、F1関係者にとってはサーキットの玄関口となっています。
1コーナーを過ぎるとイン側にあるピットロードと合流します。白線が2コーナーの直前まで伸びていて、ちょっと危険な匂いがします。
前半区間は市街地にあるため、このような、ほぼ直角のコーナーが連続します。「シンガポールに似ている」と言われるのは、そのためです。
こちらは5コーナーから6コーナーを見ているところ。シケインのようになっていて、多くのドライバーが「ここから、本当のバクー・シティ・サーキットが始まる」と言っている難所のひとつ。
6コーナーから7コーナーへ向けてのストレート区間。正面に建っている「ひよこ」のようなビルは「フレーム・タワー」と言って、新しいバクーのシンボル。3棟あって、そのうちの1棟にフェアモント・ホテルが入っています。メルセデス・チームをはじめ、多くのF1関係者が、ここから徒歩でサーキットへ。
6コーナーから7コーナーへ向けてのストレートは、19コーナーから20コーナーへ向かう帰りのストレートと隣り合わせになっています。こんなレイアウトは史上初!?
実際にマシンが走ると、こうなります。
7コーナーから振り返って、6コーナー方向を見るとわかるように、この7コーナーはクリッピングポイントが嫌らしい角度で曲がっています。ちなみに7コーナーのアウト側はブティック街となっていて、ティファニーやブルガリなどが建ち並ぶ、モナコっぽいエリア。
これがバクー・シティ・サーキット名物の8コーナー。ここから旧市街地に入ります。とても美しいですが、危険な匂いがプンブンします。今年で見納めになるかも……?
10コーナーから11コーナーにかけてのイン側。旧市街地は城壁に囲まれていて、ここが「シャマハ門」と呼ばれる旧市街地へ入る正面ゲート。ふたつ門があるので、地元の人たちは「ダブルゲート」とも呼んでいます。
旧市街には伝統ある美しい建物が、びっしり。こちらは14コーナーのイン側にあるポーランド人の建築家ジョセフ・ゴスラブスキーが手がけた市庁舎。サーキットで最も高い地点となり、ここから下り坂が始まります。
15コーナーから16コーナーは最も下りの斜度がきつく、かつバックストレートへと加速していきたいため、コースオフするマシンが続出しそうなところ。
水曜日にコース下見をするカルロス・サインツJr.。19コーナーから、反対の道(6コーナーから7コーナーへ向かう直線)を歩くサインツを撮ったものです。
16コーナーからフィニッシュラインまで17・18・19・20と4つのコーナーがありますが、すべて全開なので、バクー・シティ・サーキットのコーナーは事実上16しかないようなもの。6.003kmで16しかコーナーがないのだから、高速になるのも無理はないですね。
こちらが魔のピットロード入口。制限速度手前がシケイン状になっているため、ドライバーたちはブレーキングをギリギリまで遅らせて曲がっていきます。ジェンソン・バトンいわく「ドライバーズミーティングで問題になるだろうね」と。
以上、バクー・シティ・サーキットより、尾張正博がお伝えしました。
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※日本GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※日本GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
2024年F1カレンダー
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |