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予選後の呼び出しに戦々恐々なニコと怖いオジサン@ハンガリー現地情報

2016年7月25日

ものすごい土砂降りとなった土曜日と暑いくらいの快晴となった日曜日の二日間をムッシュ柴田が現地レポート。ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグが事情聴取に向かう際の表情が印象的ですね。
 
○ ○ ○ ○
 
ハンガリーGPは毎年、天候が急変するのが名物なんですが、それにしても土曜日の変わりっぷりの激しさはすごかったです。


午前中のFP3は文字通り雲ひとつない青空だったのに、午後1時過ぎに昼ご飯を食べにパドックに降りて行ったら、西の空が真っ暗じゃないですか。


フェラーリでパスタをいただいてる間に、どしゃどしゃと雨が降り出しました。誰も傘なんて、持ってません。ミストシャワーも、雨に向かって霧を噴き出し続けてます(笑)。
 
フルウェットで始まり、クラッシュで赤旗続出。その後は路面が急速に乾いて行く難しいコンディションの中、マクラーレン・ホンダは二人揃ってQ3進出。そこでもアロンソ7番手、バトン8番グリッド獲得と、堂々たる結果を残しました。


なので予選後のチーム会見も、実に和やかな雰囲気でした。
 
それとまったく対照的だったのが、ニコ・ロズベルグ。ほとんどのドライバーが黄旗でタイム更新できない中、ただ一人1分19秒台を叩き出してポールポジションを獲得。でもやっぱりというか、十分減速しなかった嫌疑がかけられ、予選後4時間近く経ってから、事情聴取です。


コントロールタワーに向かう途中の二コ、硬い表情だったな〜。それ以上に、手前で恐〜い顔してる、チームマネジャーのロン・メドー。この人、ホンダ時代から知ってて、普段は熊のぬいぐるみみたいに温厚なオジサンなんですが、この時は、「どけえ」と、太い腕ではねのけられてしまいましたよ。これはペナルティ、間違いないかもと思ったんですが、結局はお咎めなしでした。ま、レースはスタート直後にハミルトンに抜かれてしまい、ポールポジションだった意味は結果的にあまりなかったわけですが……。
 
さて決勝当日は快晴に恵まれ、暑い暑い1日となりました。朝9時過ぎからは、GP3のレース2を取材。表彰台が期待された福住仁嶺選手は、残念ながら5位に終わりましたが、「次のホッケンハイムで、雪辱です!」と。



レース直後は、ジュリアーノ・アレジ選手と、仲良く歩いてました。同じく参戦1年目のジュリアーノくんは、福住くん以上に苦戦中。お父さんのような活躍を見せたら、日本でも爆発的に人気が出るんでしょうけどね。
 
さて、F1のグリッドです。スタート前には気温27℃、路面温度は52℃まで上がったため、メカニックは大量のドライアイスを用意したり、


 
ドライバーはクールベストを着込んだり、懸命に車体や身体を冷やそうとしてました。

それでもバトンは、かなり暑そう……。
 


今年のハンガリーは、民族衣装風のグリッドガールでした。



ハンガリーにはほんと、スタイルのいい美人が多いんですが、

グリッドガール以上にこの彼女が目立ってました(^^)




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