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F1スペインGP FP1:アップデート投入のフェラーリが1-2。初走行のデ・フリースは18番手、ビップス20番手

2022年5月20日

 2022年F1第6戦スペインGPのフリー走行1回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。


 スペインGPは、真夏のような暑さで始まった。初日FP1の始まる午後2時の時点で、気温28.6度、路面温度45.2度、天候は快晴。セッション中の降水確率は0%だ。


 そしてスペインGPでは例年、多くのチームがマシンに大幅な改良を施す。バルセロナ-カタロニア・サーキットがマシン性能評価に適したコースであること、そして開幕前テストで新車を走らせており、直接比較が可能だからだ。タイヤへの負荷が非常に高いコースでもあるため、最も固いC1〜C3が供給されている。


 顕著に外観が変わっている例としては、アストンマーティンのサイドポンツーンがレッドブル風に変身しており、さっそく『グリーンレッドブル』と揶揄されている。一方、『本家』レッドブルは、フロントウイングとフロアに改良版を投入した。フェラーリはフロアとリヤウイングだ。


 このセッションは、3人のリザーブドライバーが出場している。レッドブルがセルジオ・ペレスに代わってユーリ・ビップス、アルファロメオは周冠宇のマシンにロバート・クビサが乗り込み、そしてウイリアムズからはアレクサンダー・アルボンの代わりに、メルセデスのテストドライバー、ニック・デ・フリースが初めてF1公式セッションにデビューした。


 ほぼ全員のドライバーが走り慣れたサーキットということもあるのか、ここまでスピンやクラッシュ、赤旗中断もなく、セッションは淡々と進んで行った。30分を終えた時点で、トップはフェルスタッペンの1分21秒876。0.870秒と大きく差をつけられて、ルクレールが2番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)3番手、デ・フリースがソフトタイヤ勢最上位の4番手につけた。


 その後多くのドライバーがソフトを履き、サインツが1分19秒907で首位を奪う。ランド・ノリス(マクラーレン)2番手、角田も暫定3番手だ。しかしすぐにラッセルが2番手タイムを出した。ラッセルはハードタイヤでもソフトでも、上位の速さを見せている。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はハードではチームメイトにコンマ5秒以上の差をつけられ中団に埋もれていたが、ソフトに履き替えて4番手。両者の差もコンマ2秒まで縮まっている。メルセデスは改良版投入の効果なのか、これまで苦しめられてきたポーパシング(激しい縦揺れ)は、それほどひどくないように見える。


 このセッション、トップは1分19秒828のルクレール、0.079秒差で2番手サインツ。3番手のフェルスタッペンは、ルクレールからコンマ3秒以上の差をつけられた。4番手ラッセル、5番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、6番手ハミルトン、7番手ノリス、8番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、9番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、10番手角田だった。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2022年F1第6戦スペインGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2022年F1第6戦スペインGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

ロバート・クビサ(アルファロメオ)
2022年F1第6戦スペインGP ロバート・クビサ(アルファロメオ)

ニック・デ・フリース(ウイリアムズ)
2022年F1第6戦スペインGP ニック・デ・フリース(ウイリアムズ)

ユーリ・ビップス(レッドブル)
2022年F1第6戦スペインGP ユーリ・ビップス(レッドブル)



(Kunio Shibata)




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ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン136
2位セルジオ・ペレス103
3位シャルル・ルクレール98
4位ランド・ノリス83
5位カルロス・サインツ83
6位オスカー・ピアストリ41
7位ジョージ・ラッセル37
8位フェルナンド・アロンソ33
9位ルイス・ハミルトン27
10位角田裕毅14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング239
2位スクーデリア・フェラーリ187
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム124
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム64
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム42
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム19
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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