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F1技術解説:最終年のホンダが満を持して投入した新型エナジーストア
2021年10月5日
2021年F1第15戦ロシアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、ロシアGP直前にホンダが改良について明らかにしたパワーユニット(PU)のエナジーストアを取り上げる。
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ロシアGPを前に、ホンダは、ベルギーGPでのマックス・フェルスタッペンを皮切りに、新たなエナジーストアシステムを順次投入していることを明らかにした。より軽量で、高効率化に成功した新エナジーストアの開発、実用化に、ホンダは数年を要したという。
「今までもアップデートはしていましたが、コア技術は2015年から同じでした」と、田辺豊治テクニカルディレクターは語る。
「この分野の知見がパワーユニット開発部門には十分になく、かなり手こずりました。そのため市販車のバッテリー開発部門の協力も得て、今回投入に漕ぎ着けました」
当初、2022年投入を目指して開発を続けてきたホンダ技術陣だったが、今季いっぱいでF1活動を終了することもあって、1年前倒しするべくさらなる努力を重ねてきた。高効率化によって、ライバルとの差をさらに詰め、軽量化は車体側のパフォーマンス向上にも貢献しているとのことだ。
エナジーストアの基本的な役割は、MGU-K(運動エネルギー回生システム)とMGU-H(熱エネルギー回生システム)が生み出した電気エネルギーを蓄えることだ。ここで改めてバッテリーとエネルギー回生システムの役割について、簡単におさらいしてみよう。
技術規約附則3のパワーユニットエネルギーフロー図にあるように、バッテリーからMGU-Kには1周あたり最大4MJの電気エネルギーを送ることができる(120kWの最大出力の場合、約33秒間持続する電気エネルギーとなる)。ただしバッテリーがMGU-Kから受け取れる回生エネルギーは、1周あたり最大2MJとなっている。
一方、MGU-Hは回生、出力の双方向で無制限、かつバッテリーを介さずにMGU-Kに回生エネルギーを送ることができる。このふたつの回生システムを巧みに組み合わせて、サーキット特性に最も合った電気エネルギーを使うのが、いわゆるエネルギーマネージメントというわけだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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5/17(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
5/18(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
5/19(日) | 決勝 | 22:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |