F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

2021年のF1新規参入が危ぶまれるポルシェとアストンマーチン

2018年7月11日

 2021年以降のパワーユニットに関する新規約策定は、6月30日に期限を迎えた。にもかかわらずFIA(国際自動車連盟)とリバティ・メデイア、そして各チーム、自動車メーカーは、それまでに合意に達することができなかった。 


 去年10月から繰り返し開かれてきたミーティングで議論の中心にあったのは、新たな自動車メーカーをいかに呼び込むか。そのためにはどんな新レギュレーションにすべきか、ということだった。


 そしてほぼ固まった原案の骨子が、現在のパワーユニットにおいてキモの技術とも言うべき、MGU-H(熱エネルギー回生システム)を廃止することだった。当初はこの技術で優位に立っていたメルセデス、フェラーリが強い拒否反応を示していたが、少しずつ軟化。最終的にはイギリスGP直前にロンドンで行われた戦略グループミーティングで、同意に達した模様だ。


 一方、現行4メーカーが参加し、具体的な技術レギュレーションについて議論する技術作業部会には、フォルクスワーゲングループの上級エンジニア、ドナツス・ウィチェルハウスも定期的に加わってきた。いうまでもなく、2021年のポルシェ新規参入を見据えてのことだ。


 しかし、現時点ではフォルクスワーゲングループもポルシェも、F1への具体的な参戦意思を表明していない。もし彼らが参入しないとなれば、2021年以降も技術規約は現状維持で行く可能性がある。つまりMGU-Hの存続である。


 技術的に劣っているホンダとルノーも、MGU-Hは「F1には欠かせない技術」だとして、以前から廃止には消極的だった。もしMGU-Hをなくすと代わりにエンジン本体の回転数を上げるなどの措置が必要となることが予想され、そうなると新たに莫大な投資をする必要があることも、ネックになっていると思われる。



アストンマーチン・レッドブル・レーシングのロゴ

 ちなみにホンダは来季からレッドブルと提携するが、同チームのタイトルスポンサーになっているアストンマーチンも、F1新規参入の可能性は限りなく低い。これでポルシェも来ないとなれば、2021年以降もレッドブルはホンダと組み続けることになりそうだ。



(Translation:Kunio Shibata)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP